発火点 創元推理文庫

C・J・ボックス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488127138
ISBN 10 : 4488127134
フォーマット
出版社
発行年月
2020年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
496p;15

内容詳細

猟区管理官ジョー・ピケットの知人、ブッチが失踪。彼の所有地からは2人の男の射殺体が発見されていた。殺害されたのは連邦政府環境保護局の特別捜査官で、ブッチは同局から不可解かつ冷酷な仕打ちを受けていた。ジョーは、狩りの名手で山を知り尽くしているブッチを追うが……。大自然を舞台に展開される予測不可能な追跡劇の行方と、事件に隠された巧妙な陰謀とは。手に汗握り、一気読み間違いなしの大迫力冒険サスペンス!〈猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ〉新作登場。


【著者紹介】
C・J・ボックス : 1967年、アメリカのワイオミング州生まれ。牧場労働者、測量技師、フィッシング・ガイド、地方紙編集者などさまざまな職業を経て旅行マーケティング会社を経営。2001年、猟区管理官のジョー・ピケットを主人公にした『沈黙の森』で作家デビューし、アンソニー賞、マカヴィティ賞、ガムシュー賞、バリー賞各賞の新人賞を受賞した。エドガー賞最優秀長編賞を受賞した『ブルー・ヘヴン』のほか著書多数

野口百合子 : 1954年神奈川県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。出版社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のぶ さん

    出版社は変わってしまったが、好きなシリーズの新作を読む事ができて嬉しい。今回も舞台はワイオミング。ジョー・ピケットの知人、工務店経営者のブッチが失踪する。彼の所有地からは2人の男の射殺体が発見されていた。殺害されたのは連邦政府環境保護局の特別捜査官。彼らは、所有地の工事を差し止める文書を送達しに来ていた。正直、事件はそれ程大掛かりなものではない。自分の好きなのは、やはり大自然の描写。本作でも大掛かりな森林火災が起き、必死の脱出を敢行する場面など、スリルに満ちたシーンがある。野生の動物の描写も良かった。

  • oser(読書家ではありませんドクシャーです) さん

    いつ読んでも最高なジョーピケットシリーズ。 今作はどちらかというと巻き込まれた感が強く、さらにネイト(失踪中)もあり、スリリング感薄めかなぁと思った序盤…いやいやそこはジョーピケットシリーズ。 …杞憂杞憂。 中盤から一気に畳み掛けスピーディー感が倍々。暴発する情念。日本にはないであろう雄大な大自然、濃密なアメリカ社会の病因…そして情に厚い男。 読み終わってみればスリリング倍々。今作も良き良き。楽しかったぁ このシリーズは日本でももっと読まれるべき。読読。 …年一でこのクオリティを出版し続けるって凄。最高。

  • stobe1904 さん

    【ジョー・ピケットシリーズ】猟区管理官のジョー・ピケットが友人でもあり、逃走した殺人犯のブッチの捜索に加わることになった。すさまじい山火事を切り抜ける後半シーンは圧巻だった。圧倒的に男性読者が多いと思っていたが、著者のyoutubeのインタビューではアメリカの読者比率は男女半々とのこと。近年の作品ではトップレベルの素晴らしい出来だと思う。出版元が変わったが同じ訳者なので違和感はなく、今後も出版を継続していただければファンとしてとても嬉しい。★★★★★

  • ほちょこ さん

    読み終えてしまうことがこれほど惜しい!と思う本は他にない。直前にシリーズ2作目「逃亡者の峡谷」で若くて青いジョーがサヴェジ・ラン峡谷に挑む姿を見て(まさしく目撃⁈)いるので、今回、ジョーのたくましさ、しぶとさ、強く成長したざまを感じられた。そして何よりも自然の果てしない大きさと脅威、もうボックス氏の表現はビジュアルに訴える。さらに、今後のピケット家がどうなっていくのかも気になる。行け!ジョー!己の信じる道へと進むのだ!(ってお前は誰だ?)

  • ネコベス さん

    ワイオミング州の猟区管理官ジョー・ピケットは知人のブッチが環境保護局の捜査官二人を射殺し逃走したと知らされる。ジョーは捜査班の一員として山に入ったブッチを追う。シリーズ最新作。ワイオミングの雄大な自然を背景に繰り広げられるマンハント、法律を盾に行使される権力の理不尽な横暴、ベテラン猟区管理官として冷静な判断力を発揮して隠れた悪人を追い詰めるジョーが渋い。真犯人の犯行動機がちょっとしょぼいが、ネイトも終盤ちらっと登場する盛りだくさんの冒険サスペンス小説で面白かった。

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