BIBLIO MYSTERIES 1

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784799316184
ISBN 10 : 4799316184
フォーマット
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
215p;19

内容詳細

殺し屋エヴァンズとディアスが狙うのは、麻薬王“クチージョ”。冷酷で切れ者の彼が愛するのは、金でも女でもなく、本だった。その弱点に、殺し屋たちはある罠をしかける。(『受け入れがたい犠牲』)頑固で、冷酷で、非情。ろくでもない親父が残したのは、たった一冊の本だった―。一人の男のハードボイルド・ストーリーが、一冊の本をきっかけに思わぬ結末をむかえる。(『美徳の書』)ある朝、ポール・パーカーは突如押し入った男たちに拉致され、とある目的地を目指すことになる。緊迫の道中で明らかになる彼らの要求は、復讐とナチスの陰謀の真実を明かすことだった。(『ナチス・ドイツと書斎の秘密』)本をこよなく愛する「私」は、ロンドン図書館でかつての恋敵・アダムに再会する。過去の恋人・メアリーへの想いがよみがえるなか、苦い青年時代の記憶と、復讐の殺意が芽生えるが…。(『死者の永いソナタ』)

【著者紹介】
杉江松恋 : 書評家/ライター。1968年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業。ミステリや文芸書を中心に書評を行う。また、映画や漫画のノベライズやトークイベントの主催なども行っており、幅広いジャンルで活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • うまる さん

    ペンズラー選ビブリオミステリから更に厳選した10篇、1/3冊目。本にまつわる話ってだけでわくわくするので、こういう選書は嬉しいです。冒頭で解説者が他の色々なビブリオミステリを紹介しているのも参考になりました。『許されざる犠牲』交錯する展開は巧いけど、ある部分にムリがある気がする。『美徳の書』ぶっちゃけ本が話の筋に関係なかった!でも冒頭と最後が繋がる終わり方は結構好き。『ナチス・ドイツと書斎の秘密』緊張感があって面白い。終わり方も◎。『死者の永いソナタ』短い話の中で人物がよく書けていて一番面白かったです。

  • シェルター さん

    1巻は、本にまつわる4編からなるサスペンス。今まで読んだ短編集は、恋愛やスポーツが多く、登場人物も日本人だから名前を覚えなくても、読めばすんなり頭にはいりましたが、今回の本はちょっと「誰だったかな?」と言う感じ(笑)でも、「受け入れがたい犠牲」は、始めから面白かった。テロを企てている男を抹殺する為、任務を任された2人の男。カギを握るのは、本。「こんな作戦もあるのか」と、騙されました(笑)そして最後の「死者の永いソナタ」。最後のページ、二度読みしました!「そう〜来たかぁ〜」と(笑)。

  • 本木英朗 さん

    米英のオールスター10名による「本にまつわる」ミステリーの豪華な競演、と着くのがこの本である。とはいっても3分冊に分かれており、まずは1分冊めから、ということだが。俺は2014年12月にこれを買って読んだので、今回で2回目となる。まあ、やっぱり面白かったわ、ウフフ。ジェフリー・ディーヴァー、ケン・ブルーエン、C.J.ボックス、アンドリュー・テイラーという名前がいいよねえ。しかし2と3は、また今度にしておくか。ではでは、今回はこの辺で。

  • 昼夜 さん

    ビブリオの言葉に期待したほど本に纏わる内容じゃなかったからかあんまり楽しめなかった。

  • siva さん

    4編、本にまつわるミステリー集。ディーヴァーの短編は短い中に凝縮されていて好み。最後の「死者の永いソナタ」はまずまず、あと2編はいまいち。帯の「驚愕」っていうのは逆効果な気が。

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