戦争の論理 日露戦争から太平洋戦争まで

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784326248353
ISBN 10 : 4326248351
フォーマット
出版社
発行年月
2005年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,257,5p

内容詳細

近代日本において戦争の論理、軍の論理とはいかなるものであったか。為政者や国民はどのようにして戦争することを決意したのか。本書では、歴史の闇に埋もれた戦争にまつわる制度や組織や論理を精緻に発掘する。

【著者紹介】
加藤陽子 (書籍) : 1960年埼玉県に生まれる。1989年東京大学大学院博士課程修了(国史学)。東京大学大学院人文社会系研究科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ceskepivo さん

    基本的に著者の論文集。日本という国は、為政者や国民が死活的に重要な意思決定を行おうとする際に、類推し、想起し、依拠するに足る歴史的事例を、余り持ってこなかったのかもしれない。

  • フンフン さん

    著者は「歴史の闇に埋没した作者の問いを発掘」することを歴史家の使命として、本書を書き上げたのだが、あとがきでは「歴史の闇にわが身の時間を埋没させることだけだったのではないか」と述べている。歴史には風俗史とか流行歌の歴史とか特殊な歴史もあるが、歴史と言えば普通は政治史を指す。ところが歴史家は歴史ばかり研究して政治学を学ばないからおかしたところに迷い込むことになるのだ。プラトン、アリストテレス、ヘーゲル、滝村隆一といった学者の国家論を学べば、歴史を見通す筋が見えてくるのであり、加藤もましな業績を残せるだろう。

  • おやぶたんぐ さん

    既読の「戦争の日本近現代史」が総論なら、本書は基本的には各論という感じか。“戦争する(しない)論理”のパラダイム的変換がどのようにしてもたらされるのかを、安易なイデオロギーなどに寄りかかることなく、徹底して史料にこだわり検討していく。講談や歴史小説、大河ドラマに類する語りのインパクトで国の命運が左右されないことを目指して。

  • aeg55 さん

    第10章冒頭の「ひとつの時代のものの考え方が全く別の思考に変わってしまうことがあります」という一文がこの本の主題。明治から昭和初期の日本近代史を少しずつ読み解いていくと、様々な矛盾疑問が残るがここに着目し紐解いていく。満州事変が起き退陣を余儀なくされた田中義一がなぜ首相になったのか?長州閥最後の大物だったからか?と考えていたが全くそうではなく、在郷軍人会をまとめ上げ民主主義的草の根活動をもとに政友会総裁となり首相となったことなど…

  • 910 さん

    久しぶりの背伸び読書、というよりは受験対策?(笑) 正直ちんぷんかんぷんなことが多かった。しかし、大学の研究とは先人の様々な研究に基づいた上で自らが参入する場所を探す大変なことなのだと改めて認識できただけでも得るものはあったと思う。今まで勉強してきた1900年代から1940年代までの日本を復習して、よりリアルに捉え直したい。

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