世界の美しい廃墟

トマ・ジョリオン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784756246028
ISBN 10 : 4756246028
フォーマット
発行年月
2015年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
184p;21X30

内容詳細

美しい風景、としての廃墟写真集

どこの国にも、いつの時代にも存在する廃墟。
本書は、アメリカのホテル・イタリアの城・フランスの工場・日本の旅館・旧ソ連時代の建造物など、世界各国の廃墟と、そこに漂う時間の流れと静寂を捉えたトマ・ジョリオン氏の写真を1冊にまとめました。廃墟好きもそうでない人も、その写真の美しさに魅了されることでしょう。

ホテル・オフィスビル・病院・刑務所・映画館・邸宅・礼拝堂
体育館・兵舎・司令センター・観覧車・ダンスホール・劇場
教会・プール・工場・発電所・鉱山・博物館・ラブホテル・集会所
ボーリング場・診療所……など、約150の廃墟写真を掲載。

【著者紹介】
トマ・ジョリオン : 1976年フランス生まれの写真家。都市の中の廃墟や、使われなくなった大型建築を精力的に撮影する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やすらぎ🍀 さん

    人が創りあげ、集い、消えた世界を廃墟という。今も輝き光射すというのに。破壊され更地にさえならず凄惨な放置。現代の心の闇であろう。風化し自然に還ろうとする部屋で間違いなく我々は笑っていた。美しき絵画さえ見つめる者なく掲げられている。人間の限界を感じる写真集。ここで何を奏で語り合ったのだろう。繊細な装飾は崩れ落ち、螺旋階段は哀しみに影を落とす。天に描かれた青空もくすむ。ステンドグラスは鮮やかなままであるが。争われた跡のような中庭、枠だけになってしまった観覧車。世界は沈みゆく中で日本の風景は特に息苦しさを増す。

  • ケイ さん

    去年、書店で見かけて、購入した写真集。書店には、この本を魅力的にみせる一体何があったのだろう。開いたどのページも、無機質で、冷たく、心を砂漠に連れていく。正視すれば苦しくなる。ホコリが心の底に積もり、床に散った破片が心に刺さる。早く手放したいのに、避けては通れない現実のように、今も手元にそのままある。「Silencio」が原題。日本語の写真集のタイトルをつけた編集者には、一言申したい。

  • あじ さん

    モザイクとノイズで埋め尽くされた、廃墟に滞留した時間。人間が放置した不可抗力に、なされるがままにその姿を晒している。朽ちてゆく美しさの対象として、廃墟は存在し続けているかのようだ。過去の格式の高さからも、低俗さからも解き放たれた静寂な墓場。心象がタイムリープを繰り返す。表紙の写真はまるでUFOの船体のよう。神々しさを放っている。なぜに私は廃墟に惹かれるのだろう。飽くなき探求心は止まない。

  • ハイカラ さん

    横長な廃墟写真集。1枚か2枚を除いた全部が建築物の内部を写した写真だった。静寂に満ちた小さな部屋、がらんとした劇場、錆びた機械が鎮座する工場、ただただ大きい巨大建築など、見ているだけでしんとした空気が伝わってくる。それらは死んでいるというよりも眠っているように思えた。

  • カフカ さん

    美しいというか不気味なのが多かった。海外のはバイオハザードっぽかったり、日本のはいかにも幽霊が出てきそうだったり。

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トマ・ジョリオン

1976年フランス生まれの写真家。都市の中の廃墟や、使われなくなった大型建築を精力的に撮影する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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