’13年発表｡ｽｺｯﾄﾗﾝﾄﾞ出身､叙情派ｴﾚｸﾄﾛﾆｶの始祖の8年振りのﾆｭｰ･ｱﾙﾊﾞﾑ｡同じく8年ぶりの新作を発表したﾀﾞﾌﾄ･ﾊﾟﾝｸにしろ､彼らにしろ､星の数ほどのﾌｫﾛﾜｰが現れては消えていくのをやりすごし､自分たちだけの音を確固たるものにするまで8年が必要だったということか｡4月に突然ﾘﾘｰｽされた12ｲﾝﾁから始まり､YouTubeでの砂の嵐映像公開､そして､Twitterによる告知と渋谷ｽｸﾗﾝﾌﾞﾙ交差点でのMV世界初公開と､ｱﾙﾊﾞﾑ発表をﾐｽﾃﾘｰ形式にして熱心なﾌｧﾝを楽しませてくれた彼ら｡本作は､一聴して彼らだとわかる有機的な電子音と仄かなﾒﾛﾃﾞｨｰ､そしてﾉｲｽﾞ｡ｼﾞﾜｼﾞﾜと心に忍び寄る音楽｡しかし､これまでの作品のような､聞きながら安眠出来るほどの幸福なﾄｰﾝは消えている｡ｼﾞｬｹｯﾄ写真には､まるで核戦争後の世界を予見するように､大都市と砂漠がｵｰﾊﾞｰﾗｯﾌﾟしている｡Mてでもｱﾒﾘｶ中西部の砂漠と思しき風景や放棄された無人の家屋が露出ｵｰﾊﾞｰして繰り返し登場する…｡

このEPでB.O.C.初体験でしたが、 超かっこいいです。 ＃1、＃2　たまらなくいい！

好きなCDを5つあげてと聞かれれば、これは必ず入りますね。本当にすばらしい作品です。毎晩寝る前にかけておくとぐっすりです。

Boards of Canada is one of my favorite musical groups. Their sound touches upon something very free at my core. I find their music to be something apart from the collective world, but also to be something true within the individual. I picked up the Japanese version because I couldn’t have this album without Macquarie Ridge, though the regular tracks are very good as well. If you like this album, I highly recommend Trans Canada Highway and Hi Scores, but you can’t go wrong with anything they’ve done.

ミニアルバム扱いだが、事実上はDayvan Cowboyのepだ。 未発表の5曲は内2曲は繋ぎ曲、悪くはないが時間が短い。リミックスは？な印象。お目当てはLeft Side DriveとSkylinerだがクオリティはBOCだから高いのは当然、しかし方向性が曖昧で中途半端な満足感。次回作への実験的な作品といった印象。セールで安かったから購入したけどファンアイテムだね。

これは凄い！left side driveがお気に入りです。音の重ね方,溶かし具合非常にいい！落ち着きます。

エレクトロニカ特有の冷たさを残しつつヒップホップとも取れるリズムの融合が違和感なく溶け込んでいます。冷たさだけじゃなくどこか暖かさを感じられるメロディーは電車の中で聞くととても幸せな気分になれます。

これ例えるなら、朝いつものように駅のホームに着いたら誰も乗ってない電車が止まってそれに乗ってみたら、見たことも無い不思議な所に連れてこられてた、そんな感じ。自分でも何を言ってるのかまったく分からないが、とにかくこのアルバムは最高！！聴いてくれ！！！

今音楽は様々なｼﾞｬﾝﾙに分けられ、細分化していますが、ﾎﾞｰｽﾞの音楽をどこかに当てはめる必要はまったく無いと思う。とても肯定的で穏やかでありながら、力強いビートが自分を前進させてくるすばらしい音楽です。多くの人が自意識を孕みつつ生きる”現代”を正確に切り取りながら未来への橋渡しになる、そんな音楽だと思います。

死の直前に聞こえてくるのはこんな「音」かもねぇ。