CD

Sketches Of Myahk

Blue Asia (ブルー・アジア)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HCCD9612
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
1ボーナストラック

商品説明

沖縄は宮古島に眠る“音の金塊”を遂に発掘!! こんなにレアでこんなに親しみ深い音が、この日本列島にまだあったとは!! ブルーアジアの旅は、まだまだ続く。久保田麻琴の100曲にも及ぶフィールド録音と超レアなアナログ盤発掘が、ジャンルを高飛びする名作創造に繋がった。

旅する音楽家、久保田麻琴が日本列島最後の音楽秘境、沖縄は宮古島に辿り着いた!! 宮古島とその周辺の島々、そこに何世紀も伝わる魔術的な神歌や古謡。久保田麻琴とブルー・アジアは、クールでラウンジーに、あるいはブルージーに、ドープなリズム・トリートメントで、それらの魔法の唄達を蘇生させる。喜納昌吉を本土に紹介してから約30年、沖縄を通り過ぎて八重山でもなく、久保田麻琴の耳は宮古島に釘付けとなった。ロックでもなくポップスでもない。それは偶然出会った神歌や古謡だった。

久保田が何より魅かれたのは、何世紀もの風がさっと吹くような魔術的なメロディーと、それをこともなげに唄う唄者たちの存在だった。2007年秋より7回もの島訪問で、宮古のみならず近辺の伊良部島、多良間島、池間島などの古謡を出来るだけフィールド録音で収集した。その神話的な内容、日本の上古代につながる語彙や言い回しなどの理由で、学術的にも非常に重要な位置にある宮古の神歌と古謡を、ブルー・アジアは今回世界に向けてモダンにリアレンジする。

本作は宮古でも途絶えようとしている古謡という音楽遺産をブルー・アジアの手法でアーカイブ化する強力な企画である。その響きは世界のルーツ音楽の偉大なミッシングリンクであり、琉球のブルースとしてロックやポップスにも影響をもたらして行くことになるだろう。なお今回収録された多くの唄い手達は、7月18、19日に東京の草月会館ホールで行われる(東京の夏)音楽祭2009で、その貴重な古謡をライブで披露する。

宮古島、またの名は太平山あるいは麻姑山である。琉球王府が悪いか薩摩藩が悪いかはさておき、この島はコロンブスの大航海時代以来、地球規模で起こった植民地支配と奴隷制度のあおりを被るかのように、4世紀の間、人頭税というこの列島でも未曾有の不条理と辛酸を体験してきた。そこから得た知恵、生命力はアララガマ精神と呼ばれ、何ものにも替え難い。アララ、文字通りビックリ!のあららである。ガマ、これは何々ちゃんというニュアンス。ブラジルでいうニーニャ、ニーニョと同じである。権威が、時には天が、そして神が無理難題を突きつけても、あららチャン!というわけだ。ジャマイカが理不尽な奴隷制度からレゲェを生み出したように、宮古はアララガマを生んだ。一般的には、何クソと歯を食いしばることだそうだが、それではこの精神をあらわしていない。ジャマイカではCool Running という。

池間島はある年、大飢饉のため年貢を収めることが出来なかった。そこで陳情グループは首里に向かい免税交渉を行った。もし今年年貢を収めたなら自分達島人の命は存続しないと。さすがの王府もこれを聞き入れ、陳情団は島に凱旋した。その凱旋の唄が、今回2度フィーチャーされるミャークズツ(宮古節)のアーグだ。歴史とそのときのエモーションを今日まで噛み締める。このようにサウダージを伴うきっぱりとした民族意識、これは稀なことだ。この都節(音楽用語)の宮古節を聞くと怒濤の感情がほとばしるのは、そのせいなのだろう。

それぞれの曲の背後にはのっぴきならない困難と、それを克服した強いスピリットが漂う。人々はこれに祈りと感謝を添えて、何世紀もの長い間生き抜いてきた。宮古の古謡が、いわゆる沖縄民謡に収まりきらなかった大きな理由はここにあるのかもしれない。

(メーカー・インフォメーションより)

内容詳細

“旅する音楽家”、久保田麻琴とブルー・アジアによる、沖縄の宮古島や周辺島々に何世紀も伝わる神歌や古謡をモダンにアレンジしたアルバム。神秘的で荘厳な雰囲気が漂う音楽遺産のすばらしさを知ることのできる一枚。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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