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世紀の名歌手、ジョージ・ロンドン
短いキャリアの中で世界の歌劇場を席巻したバス・バリトン歌手、ジョージ・ロンドン[1920-1985]のライヴ録音集を再発売。
ロシア系ユダヤ人移民の子としてカナダに生まれたジョージ・ロンドンは、後に家族で移住したアメリカで本格的に歌唱を学び、ロサンジェルスを拠点に活躍。米国内では国民的スター歌手の人気を得ます。ヨーロッパでも1949年にデビューを果たすとセンセーショナルな成功をおさめ、ウィーン国立歌劇場やバイロイト音楽祭に繰り返し招かれました。『ボリス・ゴドゥノフ』の題名役や『アイーダ』のアモナズロは特に人気を博しましたが、レコード・ファンにはクナッパーツブッシュが指揮した伝説的な『パルジファル』1962年盤のアンフォルタスも馴染み深いでしょう。声帯に持病のあったロンドンは1960年代後半に舞台から退き、後進の育成やアメリカにおけるオペラ芸術の向上に注力しました。
彼の絶頂期となった1953年から56年の名唱を収めたこのアルバムは、2000年に発売されると批評家やファンから絶賛され、アストリッド・ヴァルナイとのヴェルディとワーグナーは「衝撃的」とBBCミュージック・マガジンで高く評価されました。(輸入元情報)
【収録情報】
● オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』より(ドイツ語歌唱)
1. 第2幕:きらめけ、ダイヤモンドよ
2. 第3幕:もう歌わないのですか? - ああ! なんという声なのですか
● チャイコフスキー:歌劇『エフゲニ・オネーギン』 Op.24より(ドイツ語歌唱)
3. 第1幕:あなたは私に手紙を書きました
4. 第3幕:オネーギンさま、どうぞお立ちください
● ボロディン:歌劇『イーゴリ公』より
5. 第2幕:眠りも安らぎもなく
● ヴェルディ:歌劇『アイーダ』より
6. 第3幕:お前のところに重大な用件があってやってきたのだ、アイーダよ
● ワーグナー:『ワルキューレ』より
7. 第3幕 第3場:私の犯したことは、そんなにも恥ずべきことでしたか?
8. 第3幕 第3場:さらばだ・・・勇敢で立派な我が子よ!(ヴォータンの告別)
ジョージ・ロンドン(バス・バリトン)
テレサ・シュティヒ=ランダル(ソプラノ:2)
マリア・フォン・イロスヴァイ(メゾ・ソプラノ:2)
ヴァレリー・バク(ソプラノ:4)
アストリッド・ヴァルナイ(ソプラノ:6,7)
バイエルン放送交響楽団
リヒャルト・クラウス(指揮:1,3,4)
ルドルフ・モラルト(指揮:2)
ヘルマン・ヴァイゲルト(指揮:5-8)
モノラル録音:1953〜1956年(ライヴ)