Art Pepper Presents West Coast Sessions! Vol 3: Lee Konitz

ここ日本でも人気の高いアルトサックス奏者アート・ペッパー。70年代半ば、薬物中毒から立ち直ったペッパーは、1979〜1981年にかけて日本のジャズレーベル、アトラス・レコード（旧ユピテル）に6枚分のアルバムレコーディングを行ないました。

しかし当時は、ファンタジー／ギャラクシーとの契約があったため、いずれもリーダーとしてではなく、あくまで”サイドマン”の立ち位置で録音に参加した作品となります。

ソニー・スティットをリーダーに迎えて、”サイドマン”として参加したセッション音源『Groovin' High』、『Atlas Blues: Blow!＆Ballade』をベースにした『ART PEPPER Presents WEST COAST SESSIONS Vol.1』、さらには、ピート・ジョリー＆ヒズ・ウエスト・コースト・フレンズと共にレコーディングした『Strike Up The Band』に未発表テイクを追加した『Vol.2』が今年2月にリリースされて話題を呼びましたが、その続編となる2タイトルが登場。

第3弾は、クール派のアルト名手リー・コニッツをリーダーに迎えて1982年1月18、19日に吹き込んだ、当時『High Jingo』のタイトルで発売されたことでも知られるレコーディングセッション。この半年後に逝去するとは思えない、”主役喰い”とも言える切れ味鋭く溌剌としたアドリブソロを披露し、圧倒的な存在感を放っています。

今回の復刻に際して、「S'Wonderful」、「Whims Of Chambers」の別テイクがボーナスとして追加されます。

Art Pepper (as)
Lee Konitz (as)
Bob Magnusson (b)
John Dentz (ds)
Michael Lang (p)
Recorded at Sage ＆ Sound Studio, Hollywood, California on January 18, 19, 1982