音楽的な名演と思う。 この編成だとピアノが全体の雰囲気を決定付けることが 多いが、ロシアからピアニストを招いているのが成功している。 ピアノトリオの方は競合ディスクも多いが、五重奏は競合盤 が少なく、大いに存在価値がある。

東欧圏の国民学派を重要なレパートリーにしているクームスのアレンスキー作品集。どれも、素晴らしい演奏で、なかなか聴く機会の少ない曲だが、まだまだ埋もれてしまうにはもったいない。

この作曲家を最近知りました。 「三重奏」がお薦めということで購入してみましたが 美しいが過度な甘さはなく清清しく　 白樺林の中を通り抜ける様な爽やかさがあります。 チャイコフスキーの影響を受けているという話を聞いたことがあります。 鷹揚さ、可愛らしさも時折顔出すので　これもチャイコフスキーの影響でしょうか？ 技術的に難易度が高そうな部分も　 チャイコフスキー時代からその後にある　”凄いだろう　俺様の技術”的な 見せびらかせ部分が無く安心して聴けます （俺様もいいんですが　疲れてる時は嫌味に感じるｗ）

中々二台ピアノで第1〜4迄録音されているCDはないと思いますので…満足感ありました。やはりﾁｬｲｺﾌｽｷｰの影響を受けているﾛｼｱの作曲家って感じです。職人だ〜！！

珍しい曲、でもいかにもロシア風の名曲！ N響コンマスの篠崎史紀氏をはじめとする演奏も曲の特徴をいかした名演。ロシアのロマンに浸れる！

演奏は良いのだが、曲の魅力がいまいち。名曲ピアノトリオ第１番のような感動を期待すると失望が大きい。

アレンスキーの管弦楽作品を集めたもので、指揮はロシアもの権威とも言うべきスヴェトラーノフ。2曲の交響曲はどちらも小規模なものですが、チャイコフスキーの影響が強く、なかなか聞かせるもの。組曲などはもっとアレンスキー独自のテイストが凝縮された感じで、どれもなかなかにすばらしい曲ばかり。特に組曲第3番の夜想曲は美しさの極み。録音のほうは少し古いようなので、あまりいい状態とは言えず、中にはモノラルも混じっているようですが、アレンスキーの作品の魅力は十分に伝わってくる。

ワーグナーやリストのような天才の毒が感じられるわけではないが、リリシズムに溢れた作曲家。例えてみればルノワールやセザンヌになれなかったピサロやモリゾといったところか。 天才の狂気に疲れた時に癒されたい向きにはお勧め。

HMVのレビューはほめすぎです。「夢をみるような、うっとりとするほどの美しさ」を期待して買いましたが、その瞬間は一時しかありません。全編に通じるイメージではありません。

ノクターンが(op.36-3)が特に美しいです。複数の小品集から素敵な曲が集められています。