10 C.C.のEric Stewartの全面プロデュースによる本作は、多彩なゲスト&ライターによるポップ・ワールドと言っていい傑作です。
AgnethaのVoはABBA時代にも劣らずとも増して力強くまた繊細です。これは変わらない魅力といってよいでしょう。
この彼女のVoをさらに引き立てるのはMel Collins(ex-King Crimson)、Justin Hayward(Moody Blues)といった名士たちです。プロデューサーEricはもとよりJustinも楽曲を提供していますし、なんと言ってもJohn Wetton&Geoff DownesのASIAコンビによる[We Move As One]の壮大なバラードがひとつの聴かせ場です。
また、Ericのペンによる[I Never Let Me Go]が突出して出来がいいパワー/」チューンとなっています。この曲は当時シングルにもなっており、また本作においてはボーナストラックとしてRemixバージョンが収録されています。これは非常に聴き応えがあります。
ABBAのファンはもちろん、北欧ポップ、北欧メタル・ファンにもお勧めです。