音楽社会学序説 平凡社ライブラリー

Adorno , Theodor

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582762921
ISBN 10 : 4582762921
フォーマット
出版社
発行年月
1999年06月
日本
追加情報
:
16cm,446p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • サイバーパンツ さん

    最近の聴取者はみな、真面目に音楽を聴かず、ファッションとして聴くような奴ばかりだし、ジャズなどのポピュラー音楽は低俗だなどと、結構きついことも言うが、アドルノが真に批判しているのはレベルの低い聴取者でも、低俗な大衆音楽でもなく、このような音楽・聴取者を作り上げた社会そのものである。彼が聴取者に求めるハードルは高く、流石に理想論に過ぎるが、彼が社会に対して行った様々な問いかけは、音楽以外の分野に共通するものもあり、今でも十分に、考えるべきものと言えるだろう。

  • またの名 さん

    なにもジャズや大衆音楽だけを敵視してるのではなく、矛盾した社会の形態は音楽の中にも同じように現れると考える以上、すべての音楽的事象が批判を免れない。社会が誤りを含む限りは芸術も同じ。真なる調べのみが衆愚どもに汚されない生の躍動を感じさせる、などという紋切型に弁証法を熟知したアドルノが与する訳はないし、音楽は必要で奨励すべきなんて確信はむしろイデオロギー扱い。作曲家が意のままに作曲できる創造の自律性に達すれば逆に他律性を招いて自らを危うくする成り行きを見越す冷徹さは、これでもかと言うほど徹底してネガティブ。

  • 猫またぎ さん

    ずっと前から思っていること。ベートーヴェンは交響曲は消えても弦楽四重奏曲やピアノソナタは残るだろうということ。

  • しゅん さん

    ラジオ講義録を元にしてるというから読みやすいかと思ったらさすがアドルノ。全然に難解ですね。現代音楽もジャズもポップスも病とみなす頑固親父っぷりだけは実感できる。

  • Yoshi さん

    西洋音楽の歴史をきちんと辿った上で一つ一つを丁寧に社会の表象としての音楽という価値感から紐解いている。 ジャズへの傾倒はかなりしている人間なので、初回の批判は何言ってんだ、と思ったが読み進めていくとその一定の価値観から事実を言っているように受け取れ興味深い。 音楽を社会を結びつける、こうした洞察は昨今中々見ず、音楽はそれでいいのか?という問いかけでもある。 今の日本だと政治=芸術になりがちだがそうではなく、イデオロギー化した物と音楽の純粋な部分との微妙な均衡があり、傾く、その考え方は批評的な視点なのだろう

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