星の教室

田郁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758414784
ISBN 10 : 4758414785
フォーマット
出版社
発行年月
2025年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

主人公の潤間さやかは、中学の卒業証書を受け取っていない。義務教育さえまともに終えていないという枷が、社会でも家庭内でも、さやかを生き辛くさせていた。しかし、ある日、さやかは夜間中学という存在を知る。それは、戦争や貧しさや病など、さまざまな事情で義務教育を終えられなかった大人たちの集う学校だった。二十歳の春、さやかは河堀夜間中学への入学を果たす。仲間たちに支えられて過ごす日々が、学校や親への不信で雁字搦めだったさやかの心を解きほぐしていく。やがて、さやかには密かに叶えたい、という夢が芽生え始めるのだが…。

【著者紹介】
〓田郁 : 兵庫県宝塚市生まれ。中央大学法学部卒。1993年、集英社レディスコミック『YOU』にて漫画原作者(ペンネーム・川富士立夏)としてデビュー。2008年、小説家としてデビューする。2013年『銀二貫』で第1回大阪ほんま本大賞を受賞し、2022年には第10回となる同賞の大賞を『ふるさと銀河線―軌道春秋―』で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    高田 郁、2作目です。本書は、夜間中学青春譚の感動作でした。今年のBEST20候補、本屋大賞にもノミネートされそうです。本書で、夜間中学の存在を初めて知りました。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=7420

  • 佐藤(Sato19601027) さん

    読んでいる最中から、涙が止まらない。もう嗚咽状態で、この姿は誰にも見せられない。主人公は、いじめにより、中学校を不登校のまま過ごし、卒業出来なかった潤間さやか。バイトをしているレンタルビデオ店で映画「学校」を知り、地元の夜間中学を訪れる。夜間照明に照らされた校庭では、年齢の異なる生徒が楽しそうに体育の授業を受ける姿があった。物語のテーマは「家族」、戦争によって生き別れになった人、全ての家族を失った人、不登校から両親との確執が続いている人、来日して新しい家族を持った人。入学してからの様々な体験が綴られる。

  • ムーミン さん

    この本を読んでいた1週間、日々起こること、出会うことが、この作品から考えさせられることと重なって、いろんな立場の人たちと議論したくなりました。不登校、いじめ、国籍、教育制度、言葉の尊さなどなど。各会合のあいさつの場で、この作品に触れてみようと思います。中学生に読ませたいなあ。

  • のり さん

    字を読む・書けるというのは決して当たり前の事ではなかった。様々な理由で義務教育を終えていない人が実際に170万人もいる。その様な人達をサポートする夜間中学がある。生徒の年齢層も幅広い。通いたいけど一歩踏み出すのに数年かかる人もいる。学びたいと真摯に向き合う彼等の姿が眩しい。日々を無駄に送っている自分が恥ずかしい。続編で彼等に会いたい。

  • ひさか さん

    2025年2月角川春樹事務所刊。履歴書、夜の校庭で、あおぞら、弱くて,脆い、明日の夢、結び直すのは、まだ見ぬ友へ、星の教室、の章構成。夜間中学の様子がいきいきと描かれていて心地よく、面白かった。その流れとさやか自身の出来事の流れに、取って付けたかのようなぎくしゃく感ありました。

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