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ポルトガルの作曲家たちからベートーヴェンへのトリビュート
ポルトガルの3人の作曲家によるベートーヴェンへの尊敬の念が示された作品集。
ジョアン・ドミンゴス・ボンテンポ[1775-1842]は古典派時代の作曲家。リスボンで生まれ、パリとロンドンで研鑽を積み故郷に戻りピアノ曲を中心とした数多くの作品を遺しました。このピアノ五重奏曲は1813年にクレメンティ社から出版された曲。ウィーン古典派のスタイルで書かれており、ベートーヴェンのスタイルを継承しています。
セザール・ヴィアナ[1963-]の『耳の迷宮(Laberinto del oido)』は2020年にリスボンで開催されたベートーヴェン記念祭からの委嘱作。ベートーヴェンの弦楽四重奏のモティーフに対位法的な旋律をつけるというアイデアが用いられています。
ジャイメ・レイス[1983-]の『Sangue Inverso』は2015年に構想され2020年に完成された作品。7つの楽章からなり、それぞれ同時に演奏することも、順番に演奏することもできます。アルバムに収録されているのは第5楽章にあたる部分で、この曲もベートーヴェンの『大フーガ』の研究から生まれた作品です。
ポルトガルの偉大な作曲家ロペス=グラサの名を冠した四重奏団を中心に、ピアニスト、ポリアコヴァ・クニャらが見事なアンサンブルを披露します。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ボンテンポ:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.16(c.1813)
2. ヴィアナ:耳の迷宮(2020)
3. レイス:Sangue Inverso: Quartzo(2020)
ロペス=グラサ四重奏団(1,2)
エリオット・ローソン(ヴァイオリン)
ルイス・パシェコ・クニャ(ヴァイオリン)
イザベル・ピメンテル(ヴィオラ)
カテリーネ・ストリンクス(チェロ)
タイッサ・ポリアコヴァ・クニャ(ピアノ)
キャサリン・ロードン(フルート:3)
パウロ・ガスパル(クラリネット:3)
ルイス・パシェコ・クニャ(ヴァイオリン:3)
録音時期:2021年7月11-15日
録音場所:ポルトガル、Estudio Radio e Televisao de Portugal / Instituto Superior de Economia e Gestao
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
世界初録音(2,3)