G・ブルース・ネクト

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銀むつクライシス 「カネを生む魚」の乱獲と壊れゆく海

G・ブルース・ネクト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152089137
ISBN 10 : 415208913X
フォーマット
出版社
発行年月
2008年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,326p

内容詳細

銀むつはなぜ絶滅が危惧されるほど激減したのか。飽くなき食への欲望がもたらすものを、南氷洋での密漁船追跡事件を通して描く。一躍流行の食材となった深海魚をめぐる、スリルとサスペンス満載のルポルタージュ。

【著者紹介】
G・ブルース・ネクト : ニューヨークを中心に活躍するウォールストリート・ジャーナルの記者で作家。アトランティック・マンスリー、ニューヨーク・タイムズ・マガジンなどにも寄稿する。著作に1998年のシドニー・ホバート・ヨットレースの悲劇を描いたThe Proving Groundがあるように、熱心なヨット愛好家でもあり、2005年に自ら参加した大西洋横断ヨットレースでは、大会記録を100年ぶりに更新した

杉浦茂樹 : 1959年、東京都生まれ。翻訳家。慶應義塾大学文学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 泰然 さん

    南極周辺の深海に棲む大型の魚、マゼランアイナメ。元々は誰も気を留めない存在だったが、70年代に米国のマーケッターの発見から、商品名「チリ・シーバス」(日本では銀むつ・メロ)として人気者の食用魚へ変化を遂げる。しかし、その先に待っていたのは乱獲による絶滅寸前の危機だった。ある日、インド洋南西部でオーストラリアの巡視船が密漁船を発見し、南氷洋を越えて、南アフリカ沖へと続く追跡が始まった。市場のエゴで破壊される生態系と、人気食材に化けた舞台裏、緊迫の追跡戦、国際司法戦。まるでドキュメンタリー映画のような臨場感。

  • ごまにゃん さん

    スーパーで見かけて、どんな魚なのかと調べている時に"「カネを生む魚」の乱獲と壊れゆく海"というセンセーショナルなサブタイトルに惹かれて読んでみました。 密漁船を追う話と、商社マンがこのマイナーだった魚を華々しく市場に売り込む話が交互に挿入されていきます。 ”銀むつが”というよりも、水産資源を取り巻く利権そのもの全てに当てはまる話に思えました。文章は翻訳の関係か少し硬い印象だったものの、最後まで読みやすく纏められていました。

  • tsuneki526 さん

    獲れる限り捕獲する、というやり方は陸上でも海でも同じ。多くの生物が絶滅していったにもかかわらず相変わらず同じことを繰り返す愚が説かれる。今のままではヤバイかも、と思いながら環境に悪影響を及ぼすあれこれがやめられない私たちこそ諸悪の根源かも。

  • ken7ito さん

    人間の性を感じる。

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ニューヨークを中心に活躍するウォールストリート・ジャーナルの記者で作家。アトランティック・マンスリー、ニューヨーク・タイムズ・マガジンなどにも寄稿する。著作に1998年のシドニー・ホバート・ヨットレースの悲劇を描いたThe Proving Groundがあるように、熱心なヨット愛好家でもあり、200

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