なぜ本を踏んではいけないのか 人格読書法のすすめ

齋藤孝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794224057
ISBN 10 : 4794224052
フォーマット
出版社
発行年月
2019年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
214p;19

内容詳細

本はいまや絶滅危惧種になりつつあるのか。本は情報であり、パソコン上にありさえすれば何の不自由もないのか。しかし、紙の書物という形式はもっと本質的な意味を持っている。三六五日、本と暮らしてきた稀代の読書家・齋藤氏が明かす本物の「知」のつくり方。本=人格だから、本は踏めないし、本=人格として読むことで本物の知識と教養を得ることができると説く読書法。

目次 : 序章 なぜ本を踏んではいけないのか/ 第1章 なぜ本は存在するのか(人間は本で何を残そうとしてきたか/ 「書き写さなければ」という衝動―写本 ほか)/ 第2章 本を味わい尽くすには(「一期一会」読書/ 自分を本にかかわらせる―線引き、付箋、書き込み ほか)/ 第3章 人格読書法で得られる境地とは(本によって救われる/ 苦境を支える ほか)/ 第4章 齋藤流読書案内(私の読書体験―『復活』/ 子どもたちの宝―『ああ玉杯に花うけて』 ほか)

【著者紹介】
齋藤孝 : 1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒、同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。著書に『宮澤賢治という身体』(世織書房、宮澤賢治賞奨励賞)『身体感覚を取り戻す』(日本放送出版協会、新潮学芸賞)『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞特別賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • minami さん

    自分が子供の頃に、母から「本や新聞を踏んではいけない」と言われて育ったので、それがあたりまえと思っていました。今、大学生の娘にも聞いたら「踏まない」とのこと。どうして踏んだらいけないのか?(あーチコちゃんみたい‥) うまく説明出来なかったけれど、そこは齋藤先生。本には人格があるから、と明確な答えを示しています。これまでたくさんの読書経験から、本を味わい尽くす方法、読書で得られる境地、読書案内、そしておすすめ(とりわけ踏んではいけない本)を紹介しています。いろいろな本を読みたい!いう気持ちを刺激されました。

  • Roko さん

    『「なぜ本を踏んではいけないのか」、それは権力者が支配している目の前の世界をたった一冊の本が変える力があるからである。』 本を読むということは、言葉を知るということでもあります。これまで知らなかった言葉から新しい世界が広がります。自分の家で座っていても、本さえあれば外の世界とつながることができるのです。本から得る知識は、今の自分にとってすぐに役に立つものではないかもしれません。でも、10年後に思い出すかもしれないし、同じ本を読んだ誰かと巡り合えるかもしれません。だから、今日も明日も本を読もうと思うのです。

  • リトル さん

    本には著者の人格が宿っている(P16) 本には人格を形成するための知識や教養を得ることができる。「本=人格」と考えると、さすがに本を踏むことはできない。付録として「とりわけ踏んではいけない本110」も掲載されており、読んでみたい本が増えた。特に古典。何百年、何千年も受け継がれている本には、価値がある。挑戦したい。

  • なおみ703♪ さん

    新人研修の講師を務めることになり、余談で私の好きな本を10冊紹介しようと思う。齋藤先生の本は何冊か読んでいてその1冊を紹介するつもりだが、先生の考え方を復習する意味でこの新刊を手にした。先生の考えを身に着けてから読書量が爆発的に増えた私だが、この本を読んで改めてまだ私に足りないと感じたことは、歯ごたえのたる「古典」に挑むこと、「音読」してみること、「古本に出すような読み方をしない(きれいに読むな)」ということだろう。この書のブックリストに『宝島』があった。確かに私も感動したが売ってしまったことを悔やんだ。

  • あつ子🌼 さん

    素晴らしかった。宝物本をたくさん教えていただきました。 そういえば私の祖母も、子供の頃口を酸っぱくして言っていたっけ。「本を踏んではいけません」「ランドセルを跨いではいけません」今のお子は違うのだろうか? 齋藤センセの文章は、いつも私の心を平らかにしてくれる。正しく教育者のお仕事です。

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齋藤孝

1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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