獲る食べる生きる 狩猟と先住民から学ぶ“いのち”の巡り

黒田未来雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093891202
ISBN 10 : 4093891206
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
追加情報
:
258p;19

内容詳細

カナダ先住民の生き方に魅せられたNHK自然番組ディレクターが「猟師」になるまでの物語。

目次 : Prologue/ 遙かなるユーコン/ 巡りゆく教え/ Hunting Sketch/ Life is once/ 単独忍び猟 事始め/ 天罰/ 泣いた烏/ 言葉なき対話/ You are what you eat/ 脚をなくした雄鹿/ Monologue/ 還るべきところへ/ 一本のナイフと二人の男/ if/then/ ヒグマ猟記/ 置き手紙/ Epilogue

【著者紹介】
黒田未来雄 : 1972年、東京生まれ。東京外国語大学卒。1994年、三菱商事に入社。国産自動車のアフリカ諸国への輸出を担当。1999年、NHKに転職。ディレクターとして「ダーウィンが来た!」などの自然番組を制作。北米先住民の世界観に魅了され、現地に通う中で狩猟体験を重ねる。2016年、北海道への転勤をきっかけに自らも狩猟を始める。2023年に早期退職。狩猟体験、講演会や授業、執筆などを通じ、狩猟採集生活の魅力を伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    著者は元NHKのディレクター。狩猟に興味を持ち北米先住民に狩猟について共に山に入って様々なことを学ぶ。この本を読みかける時、ある県で捕獲された親子三匹のツキノワグマを駆除したことに対して多くの非難がきたというニュース。そのことを思い出しながら読んだ。文章はそっしりとした文体。哲学だと感じた。狩猟に対する狩猟を行う者の気持ち、ニュースと同じように親子のヒグマを撃ったときのこと、子供を身ごもったメス鹿のの子宮から胎児を取り出し母鹿の頭と一緒に埋めたこと。野生の動物と対峙したとき、勝ったときの相手への敬意。

  • ぶ〜よん さん

    NHK自然番組ディレクターだった著者がカナダの先住民から刺激を受け、北海道で猟師になる。スーパーにパックされて並んでいる肉があるのに、わざわざ生きている命を奪うのは、自分が食べる命の重さを認識したいから。食物連鎖の中に入って生を感じ、自分の中で生きて欲しい。シカやヒグマを仕留めるシーンや、肉を美味しくするために獲物を解体するシーンは臨場感に溢れ、実際に経験した人間でなければ表現できない圧倒的なスケールを感じた。命をいただく行為を放棄する人もいれば、自らの手で実施する人もいる。でも、目を背けてはならない。

  • けんとまん1007 さん

    食べ物をいただくこと。目の前に、その姿がないことからくるものを考える。動物、植物(野菜・穀物・果実など)を問わず、自分自身が、どれだけ知っているか、関わっているか。以前は稲作もやっていたし、今は、家庭菜園ではあるが、それなりに作っている。しかし、動物は一切、直接的ではない。知識としてはあるが、体感しているわけではない。それらを踏まえ、命をいただくとは、その背景にあることを考える。自分も自然・大地・水の一部であることを考える。

  • あじ さん

    神聖で尊い場面が続き、心が揺さぶられた。濁りゆく動物たちの瞳が最期に焼き付けるのは、敬意を捧げる筆者の姿。疲労困憊の渦中にあっても礼節を重んじ、完全なる食肉になるまで筆者は精魂を尽くす。筆力がなせる文言が数多あり、猟師になるまでの道のりを仔細に感じ取ることができた。良書である。◆併せて読むなら【いのちの食べ方】森達也/著、【猟師の肉は腐らない】小泉武夫/著

  • モーモー さん

    狩猟と先住民の伝えから学ぶいのち。狩りをして、たべることよりいきさせてもらうことに感謝する!非常に学ぶべきことが多かった。 採れるだけとる、資本主義では当たり前たが、少し前は必要な分だけを山、海から恵んでもらっていた。 無駄になる前に必要な分だけ、現代人に必要な考えである

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黒田未来雄

1972年、東京生まれ。東京外国語大学卒。1994年、三菱商事に入社。国産自動車のアフリカ諸国への輸出を担当。1999年、NHKに転職。ディレクターとして「ダーウィンが来た!」などの自然番組を制作。北米先住民の世界観に魅了され、現地に通う中で狩猟体験を重ねる。2016年、北海道への転勤をきっかけに自

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