はじめてのクラシック 講談社現代新書

黒田恭一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061488748
ISBN 10 : 4061488740
フォーマット
出版社
発行年月
1987年10月
日本
追加情報
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18cm,230p

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黒田恭一、という音楽評論家を覚えている人...

投稿日:2021/04/11 (日)

黒田恭一、という音楽評論家を覚えている人はどれだけいるのだろうか、というより、そもそも音楽評論家という存在自体がまだあり得るのか、という気はするけれど。ただ、12年前に、71歳と比較的早く亡くなってしまった人ではあるけれど、やわらかい文章を書く人として知られていた人ではありました。その人が書いた、「クラシック音楽をきくためのとっかかり」の本。本当に、とっかかりでありながら、実に鋭いところを突いていたりもする。今ではこういう本は流行らないのかも知れないけれど、講談社にはぜひ復刊させて欲しい本です。

Verdi さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐島楓 さん

    難しいことはいい。音のうねりに身を任せるだけで、それを愉しむ体験は叶う。好きだな、と思ったものを聴けばいい。そういった点で、堅苦しい入門書とは異なった本。巻末にディスク案内付き。

  • もっひぃ さん

    繰り返し繰り返し聴く事が大事なんだなと気付かされた。自分に合わないなと思う曲でも繰り返し聴くことで好きになれるかもしれない。音楽家の写真(肖像画)がいくつか載っていて、想像と違ったなと思う人もいて面白かった。本筋とは関係ないが、ダヴィッドの『ナポレオン皇帝の戴冠式』が大きさ610×931(cm)、というのは初めて知って驚いた。

  • スリーピージーン さん

    古い蔵書を再読。特に目新しいことはない。クラシック音楽を毛嫌いしている人は手にしないだろうから、きちんと鑑賞してみたいけどきっかけがなくて・・・という人向け。名盤案内などは知識もなく興味もあまりないが、一度聞いたくらいで好悪を決めず、好きになれなかったものこそ繰り返し聴いてみたらいいというのはいいアドバイスだった。ポータブル音楽プレイヤー(この本の時代ではパーソナルラジカセみたいなものだろう)が普及して、多くの人がおざなりな音楽の聞き方に慣れてしまったようなことが書かれてたが、そこは賛同しがたい。

  • えーた さん

    「オペラ《椿姫》の全曲盤をきいた経験をもとに、くりかえしきくことによって、最初は好きとはいえない音楽でも好きになれることがある、ということがわかった。そこで知ったことから、ぼくは、こう考えるようになった。もうこれからは、好きな音楽のレコードを買うのはやめよう。すでに好きなってしまっている音楽であれば、放送できいたってたのしめる。(中略)レコードの最大の利点が何度でもくりかえしきけるところにあるとすれば、その利点を活用して、まだ好きになれていない音楽のきけるレコードを買うべきであろう。」 本文P115より

  • 訪問者 さん

    初めてではないが初めてのクラシックである。初心者に向けて、クラシックと向き合うにはどうすればよいのかを分かりやすく書いた良質のクラシック案内書である。

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人物・団体紹介

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黒田恭一

1938年東京神田生まれ。早稲田大学在学中から雑誌・新聞への執筆を始め、その後音楽専門誌のみならず一般誌への連載を多数担当。音楽番組の解説者としても活躍。特にクラシック・ファンの裾野を広げることに精力を注ぎ、幅広い層からの支持と信頼を獲得したが、2009年5月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時

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