トットちゃんの 15つぶの だいず[講談社の創作絵本]

黒柳徹子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065319642
ISBN 10 : 4065319641
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
32p;27

内容詳細

<とうとう、トットちゃんの一日の食べものは、だいずが15つぶだけになってしまいました。>

女優の黒柳徹子さんが自分自身の小学生時代をえがいた『窓ぎわのトットちゃん』。

世界で2500万部以上のベストセラーになり、「トットちゃん」と「トモエ学園」は世界中の人から愛されています。

『窓ぎわのトットちゃん』では描かれなかった、トットちゃんのもうひとつのお話を絵本にしました。


トットちゃんが小学2年生のときに、日本は戦争をはじめました。

家族そろって、安心で、うれしかった毎日から、いろいろなものがなくなっていきました。

そして、ある日、とうとう、一日の食べものが、だいず15つぶだけになってしまいます。


*読んであげるなら5歳くらいから
*ひとりで読むなら小学校低学年から
*すべての漢字にふりがなつき


《著者情報》
黒柳 徹子(クロヤナギ テツコ)
企画・原案
女優・ユニセフ親善大使。東京都生まれ。自伝的著書『窓ぎわのトットちゃん』でも描かれたトモエ学園から香蘭女学校を経て東京音楽大学声楽科を卒業、NHK放送劇団に入団。NHK専属のテレビ女優第1号として、現在にいたるまで大活躍している。『窓ぎわのトットちゃん』(1981年)は、800万部というベストセラーの日本記録を達成し、全世界で2500万部を売り上げている。アジア初のユニセフ(国連児童基金)親善大使として、長年にわたりアフリカ、アジアなどを各国を訪問、めぐまれない子どもたちのことを知ってもらうための活動に力を入れている。

柏葉 幸子(カシワバ サチコ)
著・文・その他
児童文学作家。岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。大学在学中に講談社児童文学新人賞を受賞し、『霧のむこうのふしぎな町』でデビュー。ファンタジー作品を多く書き続けている。『牡丹さんの不思議な毎日』で産経児童出版文化賞大賞、『つづきの図書館』で小学館児童出版文化賞、『岬のマヨイガ』で野間児童文芸賞受賞、『帰命寺横町の夏』英語版でバチェルラー賞受賞など受賞歴多数。

松本 春野(マツモト ハルノ)
著・文・その他
絵本作家。イラストレーター。1984年東京都出身。2006年多摩美術大学油画科卒業。絵本『おばあさんのしんぶん』(原作/岩國哲人 講談社)でけんぶち絵本の里大賞受賞ほか、受賞歴多数。主な作品に『ねずみのリンのフィギュアスケート』(文溪堂)、絵を手がけた作品に『バスが来ましたよ』(文/由美村嬉々 アリス館)など多数。

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    黒柳 徹子の絵本を見つけたので、読みました。敗戦の8月に読むに相応しい絵本、子供たちに読ませたいですが、どこまで理解してくれるか心配です。ところで松本 春野は、いわさきちひろの孫なんですね。 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000377016

  • ままこ さん

    とっとちゃんの戦争体験。戦前のトモエ学園でのお弁当の時間と戦中の食べ物の対比が切迫した食糧難を物語っている。平和の大切さ、戦争によって起こる不安がとっとちゃんの視点で切々と伝わってきた。柔らかな水彩で描かれる絵は表情豊かで、色彩により当時の様子や心理状態も伝わってきます。黒柳さんがそのまま朗読しているような感じの絵本でした。〈原案〉黒柳徹子さん〈文〉柏葉幸子さん。〈絵〉松本春野さん(祖母がいわさきちひろさん)

  • とよぽん さん

    戦争がどれほど子どもの心に辛苦をもたらすか、1日の食料として15つぶのだいずを持って学校に行くトットちゃんの姿からわかる。それでも、極度の空腹に耐えてトットちゃんは家が焼けてないこと、ママも犬も生きていることに喜びを見いだす。健気だ。ただ、結末に至るところが急展開で少し残念だった。

  • どあら さん

    図書館で借りて読了。戦争の愚かさをどんどん伝えて欲しいです。

  • 彼岸花 さん

    ふんわり柔らかくて優しい絵に癒された。赤い洋服がお似合いの、明るく元気なトットちゃん。だが戦禍が容赦なく襲い、どんどんものがなくなり、大事な人がいなくなってしまう。大好きだったトモエ学園も炎に包まれた。幸せだったいたいけな少女が、防空壕の中で極限の空腹状態に陥る。残り7つぶの大豆を巡り、明日をも知れぬ命の葛藤に思わず息を呑んだ。子どもにまでも犠牲を強いるなんて、戦争はこの世で最も重い罪である。徹子さんご自身の体験から、世界の子どもたちのために、ユニセフ親善大使となられた原点が垣間見える、貴重な作品だった。

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人物・団体紹介

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黒柳徹子

東京生まれ。東洋音楽学校(現・東京音楽大学)声楽科卒業後、NHK専属のテレビ女優第1号として活躍する。1976年にスタートした「徹子の部屋」(テレビ朝日系列)の放送は、同一司会者によるトーク番組の最多放送回数世界記録を更新中。1984年からユニセフ親善大使となり、延べ39カ国を訪問し、飢餓、戦争、病

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