獅子のごとく 小説投資銀行日本人パートナー

黒木亮

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062165907
ISBN 10 : 4062165902
フォーマット
出版社
発行年月
2010年11月
日本
追加情報
:
20cm,521,20p

内容詳細

この男、時代の寵児か、妖怪か。官僚の接待漬け、小泉改革、リーマン・ショック…。激動の日本経済を背景に、頂点を目指して闘い続ける男の光と陰を描き出す、著者真骨頂のリアルフィクション。

【著者紹介】
黒木亮 : 1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。銀行、証券会社、総合商社勤務を経て作家。2000年、国際協調融資を描いた『トップ・レフト』でデビュー。英国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ももかさん さん

    今の仕事場の人に薦められて読みました。なるほど、色々な経済金融の出来事が流れてる。今となれば理解できるが、当時はマスコミと一緒で他人事で騒いでるだけだったな〜。NTTの売出し、ホリエモンとか村上ファンドとか色んな会社の増資とか合併とかあったあった!接待も昔は凄かったんだ〜。しかし、外資系金融機関はそんなに稼げるのか…。勤めていれば今頃億万長者か……って英語苦手だからそもそもダメでした。

  • B-Beat さん

    ◎面白かったがしかしという感じ。明らかにモデルが存在すると思われる都市銀行を海外留学の最中に退職して在米の投資銀行に就職する主人公。退職を引きとめたかつての上司を生涯のライバルというか不倶戴天の敵として新たな職場で大出世をしてみせる。その上司との戦いの場は上司の再就職先企業に移されてという展開。企業買収の現場とか顧客との交渉とか部下やライバルとの確執とか。ノンフィクションも多いのだろうけどその部分がやたらと強調されると少し食傷気味に。所有する競走馬の話も心に響いてこなかったな。黒木作品ちょっと小休止。

  • ヤギ郎 さん

    実在する投資銀行の日本人パートナーをモデルにした小説。黒木亮の小説の中では、フィクション色が多いように感じた。大学卒業後、日系銀行に入社した主人公・逢坂丹は米国留学を機会に投資銀行へ転職する。「顧客のため」というスローガンのもと、とにかく稼ぎまくる。マネー・ゲームに飲み込まれた男が描かれる。投資銀行には法学や会計学など、優秀な人たちがたくさん集まる。優秀であっても、「儲けること」に飲まれる。最後はあっけなく物語の幕が閉じる。稼ぎまくっても、死ぬとそこまでという、著者の皮肉だろうか。

  • たに さん

    ★4 大学時代ラグビーのスターだった逢坂は就職した銀行に実家を破綻処理され、米国の投資銀行に転職する。違法スレスレの手段も厭わず、バブル期の日本を潜り抜けパートナーにまで上り詰めた逢坂は、因縁の相手との案件に挑む。 実在の人物をモチーフにした半分ノンフィクションと言えるような作品。時系列は実際の歴史と変わらない。爽やかな青年だった逢坂の変化が、時代の苛烈さをあらわしているのか。最後は中々寂しいものではあったが、黒木氏らしい重厚な一冊であった。

  • あっきー さん

    投資銀行の業務内容を若干イメージできるようになった。人はなんのために働くのだろうか。周囲をoverwhelmしようと躍起になって成功したかに見えた逢坂が、疑問を抱いて死んだことに考えさせられた。この業界で動く金額が大きすぎて、うまく想像できなかった。これだけ稼いでる人が現実にいると考えると恐ろしい。登場人物の魅力にはかけたが、より貪欲な姿が描かれており、リアリティーを感じた。

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人物・団体紹介

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黒木亮

本名・金山雅之。1957年北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社勤務をへて、2000年、国際協調融資を巡る攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。大学時代は箱根駅伝に2度出場し、20Kmで道路北海道記録を塗り替えた。ランナ

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