喧嘩

黒川博行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041046210
ISBN 10 : 4041046211
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
追加情報
:
352p;20

内容詳細

「売られた喧嘩は買う。わしの流儀や」建設コンサルタントの二宮は、議員秘書からヤクザ絡みの依頼を請け負った。大阪府議会議員補欠選挙での票集めをめぐって麒林会と揉め、事務所に火炎瓶が投げ込まれたという。麒林会の背後に百人あまりの構成員を抱える組の存在が発覚し、仕事を持ち込む相手を見つけられない二宮はやむを得ず、組を破門されている桑原に協力を頼むことに。選挙戦の暗部に金の匂いを嗅ぎつけた桑原は大立ち回りを演じるが、組の後ろ盾を失った代償は大きく―。腐りきった議員秘書と極道が貪り食う巨大利権を狙い、代紋のない丸腰の桑原と二宮の「疫病神」コンビ再び。

【著者紹介】
黒川博行 : 1949年3月4日愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年、『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作。86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞。96年、「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年、『破門』で第151回直木三十五賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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人気のシリーズ物で、読んでいない人は損を...

投稿日:2021/07/09 (金)

人気のシリーズ物で、読んでいない人は損をしていると思います!。今回は選挙の話で、実際もこのような事が起こっているのだと思います。当方関西在住ですので、関西弁には違和感なく、ハラハラドキドキの展開が続くので、ページをめくる手が止まりませんでした。

ysi さん | 愛知県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    黒川博行は、新作中心に読んでいる作家です。疫病神(桑原・二宮)シリーズは、直木賞受賞作「破門」に続いて、2作目です。純然たるエンタメ小説、350P強一気読みです。少し出来過ぎ感もあるし、今回の事件では主人公二人の命がなくなってもおかしくない様な気がしますが、充分楽しめました。「破門」よりも出来が良いのではないでしょうか?

  • サム・ミイラ さん

    腐れ縁というものはあるのだろう。前作で二蝶会から破門された桑原と二宮の関係は切れてはいなかった。今回のシノギは国会議員の私設秘書と新興の組とのゴタゴタのサバキ。政治の裏側を黒川流に解説してくれる。エグいのなんの。前作を上回る面白さ。二人の会話のえげつなさは言うに及ばず。ヘタレ二宮の図々しさと桑原の切れっぷりに思わず「おかえり!」と言いたくなる私。おまけに恋の予感までついてくるし。けれども一番パワーアップしたのはインコのマキの可愛さだったような気がします(笑)

  • いつでも母さん さん

    疫病神が帰ってきた〜!ただただエンタメとして面白く一気に読了!インコのマキちゃんもいい味出していて好きだなぁ。しかし、893を手玉に取ろうなんて政治家って、もう終わってるね(汗)まだまだ続編が出来そうで、楽しみにしたい。頭をからっぽにして読むことをお勧めしたい。

  • ナイスネイチャ さん

    図書館本。疫病神シリーズ6作品目?選挙がらみの作品。もう桑原、二宮コンビは健在!!二宮のグズっぷりと以外と知的な桑原が垣間見えます。ただ今回は桑原がおとなしめかな?

  • reo さん

    相変わらずのへたれの二宮と疫病神の桑原のコンビ。今回も笑わせてくれます。二宮「さすが桑原さん。なにごとにも抜け目がない」桑原「なんべん教えたら分かるんじゃ。抜け目やのうて、抜かりや。日本語は正しく使えよ二宮君」とか「おまえ、食うたあと、歯も磨かずに寝るんか」二宮「そんな習慣はないですね、子供のころから。気は弱いけど、歯は強いんです」桑原「おまえやろ。”頭はコンニャク・尻の穴ブリキ”いうのは」ヤスキヨ漫才を彷彿させるボケとツッコミ。黒川センセこのふたりの掛合いに命かけてまんな。今回も楽しまさせて貰いました。

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人物・団体紹介

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黒川博行

1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学卒業後、高校で美術を教え、86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞し、作家活動に入る。96年、『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞、2014年、『破門』で第151回直木賞を受賞。大阪を主舞台にした軽妙な語り口の中に

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