山本七平 言視舎評伝選

鷲田小彌太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865650518
ISBN 10 : 4865650512
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
追加情報
:
310p;20

内容詳細

日本の「常識」に衝撃を与えたベストセラー『日本人とユダヤ人』の作者と、「異常体験」にもとづく日本陸軍四部作をものし、戦後論壇に独自の地位を築いた作者は、なぜ峻別されなければならないのか。「日本教」「空気」等の鍵概念を提示して「日本と日本人」を問い続けてきた「山本日本学」の深層に迫る。

目次 : 1 「前史」―異例の日本人(歴史のなかの山本七平/ 山本七平の戦後/ はじめに『日本人とユダヤ人』があった)/ 2 作家の自立―「日本軍」とは何であったか?/ 3 戦後思想の異例(異例の日本人/ 「賢者」と呼ぶにふさわしい人/ 「常識」の人/ ジャパン・アズ・ナンバー1の思想)/ 4 山本七平の歴史論―革命の歴史哲学(『日本的革命の哲学』(一九八二)―『御成敗式目』/ 『現人神の創作者たち』(一九八三)―勤王思想の由来/ 『日本人とは何か。』(一九八九)―自前の歴史/ 『昭和天皇の研究』(一九八九)/ 「歴史としての聖書」)

【著者紹介】
鷲田小彌太 : 1942年、札幌市生まれ、札幌南高、大阪大学文学部哲学科卒、同大学院博士課程満期中退。75年三重短大講師、同教授を経て、83年札幌大学教授(哲学・倫理学担当)。2012年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぽん教授(非実在系) さん

    ベンダサンは、山本がベンダサンとして別人格を与えた存在であるという。それは、フィリピンの山中での壮絶な撤退戦を経験した日本教徒キリスト派としての山本と、そうでないベンダサンという違いがある、という説はまあ確かに、と思う。 メディア知識人の中では頭の回転は遅い方であったが、故に変な抽象化・秀才病にかからずに等身大の社会を観察することができた人物として山本を評価できよう。

  • kgbu さん

    やっと読み終えた。最初は山本七平とベンダサンの関係にのみ期待していたのだけれど、日本における天皇とキリストの位置関係、山本七平の戦争体験など、日本を透視するとっかかりを沢山読み取ることができた。 ただし、すべては紹介されているテキストを読み込んでからなのだけど。 そして、読み終えたとしても我々がいるのは山本が到達した地点からすでに一ひねりあとの世界であって、さらにその後を透視するにはパースペクティブを自分で引き直す、もしくは誤ることを恐れずにトライする備えをしなくてはならないのだろう。

  • Shun'ichiro AKIKUSA さん

    勉強になるところはあったが、、、

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鷲田小彌太

1942年、白石村字厚別(現札幌市)生まれ。1966年大阪大学文学部(哲学)卒、73年同大学院博士課程(単位修得)中退。75年三重短大専任講師、同教授、83年札幌大学教授。2012年同大退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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