無名抄 現代語訳付き 角川ソフィア文庫

鴨長明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044001117
ISBN 10 : 4044001111
フォーマット
出版社
発行年月
2013年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;15

内容詳細

『方丈記』の作者、鴨長明の歌論書。和歌に関する知識を網羅したり秀歌論を展開するそれまでの歌論とは違い、歌人たちの逸話や世評、宮廷歌人だった頃の楽しい思い出なども楽しめる肩のこらない説話的な内容をあわせもつ。一流の歌人としても知られた長明の人間像を知る上でも貴重な書をはじめて文庫化。中世和歌研究の第一人者による、詳細な注と分かりやすい現代語訳ですっきり読める、最高峰の古典注釈。重要語句・和歌索引付き。

目次 : 題の心/ 続けがら善悪あること/ 海路を隔つるの論/ 「われ」と「人」と/ 晴の歌を人に見せ合はすべきこと/ 名無しの大将のこと/ 仲綱の歌、いやしき言葉を詠むこと/ 頼政の歌、俊恵選ぶこと/ 鳰の浮巣/ 「このもかのも」の論〔ほか〕

【著者紹介】
久保田淳著 : 1933年東京生まれ。東京大学卒業、同大学院博士課程修了。文学博士。東京大学名誉教授。専門は中世文学・日本文学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • エビケン さん

    『方丈記』でおなじみの鴨長明が、打ち込んだ和歌を巡る思い出話をつづった1冊。若かりし頃の様々な歌会での思い出や、後鳥羽院の和歌所での役人として和歌について取り組んできた思い出から、歌についてのことを語ります。万葉集から、勅撰和歌集の知識に、うたわれる地名の由来など知らなければならないことが多くて大変なことや、今の流行りのスタイルか、昔からの古歌のスタイルかといった議論があったことなどが興味深い1冊でした。とにかく歌会の判者は大変だなと、そして判者によって判定も変わる可能性もあるので、それもまた大変だなと

  • でろり〜ん さん

    心惹かれる古典というのがあって、国文学など勉強したこともないけれど、何冊かそういうのがありますです。歌学書というジャンルになるらしいけれど、かなりくだけた内容もあり、現代でも充分に生きている感じですね。和歌の良さについては「尽くして書くべからず。これらにて心得つべし」というのが結論であったとしても、納得させられる。鎌倉時代の長明が昔の人は、などと歴史を語る。そうなんだね、幽玄というのか、この島国でずっと続いている雅風、わびさび、あはれを感じ取るこころ。悠久の静かな時間を味わうことができた。気がしました。

  • まあい さん

    一流歌人鴨長明による、有名歌人の黒歴史記録。エッセイ感覚で読めて、非常に面白い。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

鴨長明

平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家。建暦2(1212)年に成立した『方丈記』は和漢混淆文による文芸の祖、日本の三大随筆の一つとして名高い。下鴨神社の正禰宜の子として生まれるが、出家して京都郊外の日野に閑居し、『方丈記』を執筆

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品