人狼知能 だます・見破る・説得する人工知能

鳥海不二夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784627853713
ISBN 10 : 4627853718
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
168p;22

内容詳細

「だます」「見破る」「説得する」といった、人間ならではのコミュニケーションが戦略の鍵を握る人狼ゲーム。将棋や囲碁の次のチャレンジとして、いま人工知能の研究者がこのゲームに注目している。人狼をプレイするAIシステム(=人狼知能)はどのように実現でき、どのように実社会で活かせるのか。認知モデル構築・自然言語処理・エージェントロボットの開発など、多岐にわたる研究プロジェクトの全般を紹介する。

目次 : 第1章 人狼知能とは何か?/ 第2章 人狼ゲーム概説/ 第3章 人狼知能の実現に向けて/ 第4章 人狼知能のための認知モデル/ 第5章 人間どうしによるプレイの解析/ 第6章 集合知による人狼知能の構築―人狼知能大会/ 第7章 人狼知能エージェントの構築/ 第8章 人狼知能が拓く未来

【著者紹介】
鳥海不二夫 : 2004年東京工業大学大学院理工学研究科機械制御システム専攻博士課程修了。博士(工学)。同年名古屋大学大学院情報科学研究科助手。2007年同大学助教。2012年東京大学大学院工学系研究科准教授。社会データマイニングやエージェントシミュレーションの研究に従事。人狼知能プロジェクトを牽引する

片上大輔 : 2002年東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。同年東京工業大学大学院総合理工学研究科助手。2007年同大学同研究科助教。2010年東京工芸大学工学部コンピュータ応用学科准教授。人工知能、ヒューマンエージェントインタラクションに関する研究に従事し、近年は主に人狼知能、雰囲気工学に関する研究を行っている

大澤博隆 : 2009年慶應義塾大学大学院開放環境科学専攻博士課程修了。博士(工学)。2009年米国マサチューセッツ工科大学AgeLab特別研究員。2010年日本学術振興会特別研究員PDに採択され、国立情報学研究所へ出向。同年から2011年にかけて、JSTさきがけ専任研究員に従事。2011年より慶應義塾大学理工学部情報工学科助教。2013年より現在まで、筑波大学大学院システム情報系助教。ヒューマンエージェントイクタラクション、人工知能の研究に従事

稲葉通将 : 2012年名古屋大学大学院情報科学研究科社会システム情報学専攻博士後期課程修了。博士(情報科学)。同年広島市立大学大学院情報科学研究科助教。非タスク指向型(雑談)対話エージェント、対話型ゲームの研究に従事

篠田孝祐 : 2004年北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科知識社会システム学専攻博士後期課程修了。博士(知識科学)。2012年慶應義塾大学特任准教授。2014年電気通信大学大学院情報理工学研究科助教。マルチエージェントシミュレーション、群衆シミュレーションの研究に従事

狩野芳伸 : 2007年東京大学情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻博士課程単位取得退学。博士(情報理工学)。東京大学情報理工学系研究科特任研究員、JSTさきがけ研究者等を経て、2014年静岡大学情報学部准教授。自然言語処理、対話システム、テキストマイニングの研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • izw さん

    人狼ゲームをプレイする人工知能の実現を目指した取り組みが紹介されている。人狼ゲームは、不完全情報ゲームであり、コミュニケーションが主体となるゲームであり、チェス・将棋・囲碁にはない、だます・見破る・説得する能力が要求される。今後の人工知能研修が解決すべき課題を多数持っていて、研究対象として興味深い。本の構成としては、人狼ゲームを全く見たことのない人のために、第2章の概説で対戦のサンプルを載せてほしかった。第6章のプレイの解析では、熟達度とゲームの長さ、ゲーム内での知識獲得スピードに相関はないのかなと思う。

  • するめ さん

    純粋に人狼について(セオリーとか)知れて面白かった。人工知能にするのは大変そうというか、そうなるよね、って感じでした。

  • ネクロス さん

    さらっと流し読み。リアル人狼やるときは信頼できない神様役が多い(笑)リアル人狼で騙りやりたいなぁと思いながら読んだ。基本的な戦略や人工知能的人狼の紹介など。 役職が増えたときの扱いなども統計的に見たいなあ。その辺の資料を読みたいと思える一冊

  • paluko さん

    チェス(将棋、囲碁)で人間のプロに勝利する人工知能、東大入試を突破する人工知能、等々さまざまな課題にチャレンジするAIの開発が進んでいますが、発言のみならず呼吸、表情、ジェスチャーまで読み合う究極のコミュニケーションゲーム「人狼」をプレイし、人間に勝利することをめざすAIを開発している人々がいます。課題は多岐にわたりBBSの記録に基づいた勝利条件の分析、自然言語の理解、表情の読み取り&表出(それを可能にするデバイスの作成)までも…。しかしいちばんグッときたのは6頁の(AIにプレイさせる)「二つ目の理由」。

  • TM さん

    人狼ゲームを実践する人工知能入門。人狼ゲームの戦略的な面から,人工知能のアルゴリズム的な面まで概要を説明してくれている。

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