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ISBN 10 : 4794221622
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5月3日、沖縄の第二十三軍主力は攻勢をかけたが失敗に終わる。5月7日、ついにドイツは無条件降伏。ソ連はどう出るだろう。最高戦争指導会議はソ連を仲介とする和平工作を討議するも甲論乙駁。3月に続く大空襲、5月24日と25日の空襲で帝都は焼き払われた。番町の内田百〓(けん)、網野菊、星野直樹から伊藤整、小泉信三、村上兵衛など、炎の中を逃げまどった人たちの恐怖の一夜を詳細に描く。戦争の続行ははたして可能なのか。
目次 : 第21章 「一体此戦争ノ終末ヲ何レニ帰着セントスルヤ」(五月十日〜十四日)(「投了はドイツの店じまいと同時にあるべし」/ 東郷茂徳、モロトフとの会談を望んだが/ 満洲国境に大軍が送られてくる/ 「余程大きな思い切りをなすことが」/ 「哈特諜はまだか」 ほか)/ 第22章 市街地爆撃、火から逃れて、火と闘って(五月二十五日)(百一号作戦で井上成美は肝に銘じたのだが/ 関東大震災、函館・静岡・大手町の大火が明らかにしたこと/ アメリカ陸軍航空軍総司令官の野望/ 三軒に一発なのか、一軒に一発なのか、それとも…/ 「初期防火」は濡れ筵をかぶせて ほか)
【著者紹介】
鳥居民 : 1928年(昭和3年)、東京牛込に生まれ、横浜に育つ。水産講習所を経て台湾政治大学へ留学。台湾独立運動に関わる。現代中国史、日本近現代史研究家。2013年1月急逝。享年八十四(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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