マンガ「書」の歴史と名作手本 王羲之と顔真卿 講談社プラスアルファ文庫

魚住和晃

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062813365
ISBN 10 : 406281336X
フォーマット
出版社
発行年月
2009年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,251p

商品説明

書道史の大家が膨大な知識と資料で描く、日本人なら知っておきたい書の常識が楽しくわかる本!甲骨文字、金文、篆書、隷書、楷書、草書が中国の歴史とともに生まれてくるダイナミズムと、父を失った王羲之のユニークな個性、顔真卿の剛毅なエピソード満載!書家は書斎にこもって字ばかり書いていたのではなく、現実の政治の中で闘う人々だったことがわかる。「書」には彼らの人生に懸けた激しい思いがこもっている。

内容詳細

書道史の大家が膨大な知識と資料で描く、日本人なら知っておきたい書の常識が楽しくわかる本!甲骨文字、金文、篆書、隷書、楷書、草書が中国の歴史とともに生まれてくるダイナミズムと、父を失った王羲之のユニークな個性、顔真卿の剛毅なエピソード満載!書家は書斎にこもって字ばかり書いていたのではなく、現実の政治の中で闘う人々だったことがわかる。「書」には彼らの人生に懸けた激しい思いがこもっている。

目次 : 文庫版まえがき―殷から唐・大河のごとき書の潮流/ 第1章 殷から漢へ―「漢字の誕生」(甲骨文字の発見/ 金文の世界 ほか)/ 第2章 書聖・王羲之(魏・呉・蜀、三国から晋へ/ 王羲之登場 ほか)/ 第3章 北朝書法―頂点に立つ北魏芸術(仏教の中国伝来と普及/ 北魏王朝 ほか)/ 第4章 顔真卿と屹立する書人たち(動揺する大唐帝国と反骨の人・顔真卿/ 剛直が生む名筆 ほか)/ 書の歴史年表

【著者紹介】
魚住和晃 : 1946年、三重県に生まれる。東京教育大学芸術学科を卒業し、同大学大学院修士課程教育学研究科修了。文学博士。神戸大学大学院国際文化学研究科教授。中国書道史を中国文化論と捉え、さらに日本書道史を中日文化伝来史と捉えて、書道史研究に新機軸を樹立。近年は筆跡学、筆跡鑑定学にも新生面を開く

櫻あおい絵 : 東京生まれの関西育ち。高校時代から同人活動を経て、「草」漫画家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤の香り さん

    マンガという程ではないけれど、 とっつき易く描かれてました。 この本は写真が多くて文字や線の特徴分かりやすいです。 「名筆は人を癒す」このタイトルに共感して手にした本でしたが、これを選んで良かった。

  • まさむ♪ね さん

    真跡がひとつも残っていないにもかかわらず書聖と呼ばれる王羲之に興味を持ち本書を手に取りました。殷代の甲骨文からはじまり、晋代紙の発達とともに黄金期をむかえる。王羲之の登場により書はついに芸術の域にまで高められる。書の歴史は中国の歴史そのものなんですね。勉強になりました。特別展「書聖 王羲之」観に行ってきました。なぜ彼が書聖と呼ばれこんなにも長く愛されているのか少しわかったような気がします。

  • belle さん

    数年前にトーハク東洋館で買い求めた。折々に開いて楽しんでいるが、久しぶりにがっつり臨書したくなる。実際に書いてみると、その「書」の魅力がわかるというもの。特に顔真卿は実感した。展覧会で実際に目にした「祭姪文稿」の迫力たるや。殷から唐まで、政治と「書」が密接な時代。図版が豊富。マンガで描かれる逸話もちょうどよい。中国の「書」が身近になる本。

  • ルルママ さん

    長らく積読本になっていたけど、顔真卿展に行くので、慌てて読むことに。タイトルにマンガとついているけど、説明文が多い。中国の歴史を学びつつ、王羲之や顔真卿など書家の人生を知る。書の画像も多くあり面白い。王羲之の頃、日本は?というと、まだ古墳時代。やはり、中国4000年の歴史は凄い。

  • Masakiya さん

    顔真卿の祭姪文稿を観に行く前に読んでみる。通史は事実の羅列になりがちだが、書の歴史という1つの視点で中国史を語っているので読みやすい。昔の文献は、それぞれの時代時代の書体で書かれている、あるいは刻まれているのだなあと。印象に残ったのは、懐仁という坊さんは王羲之の字体をいわばフォントとして使用し、玄奘の経などを20年かけて集字聖教序という碑にきざんだそうで、グーテンベルクに至る歴史のひとコマだなと。あと、常用漢字だけで表現される世界のなんと狭いことか!

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