必殺シリーズ秘史 50年目の告白録

高鳥都

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784845638048
ISBN 10 : 4845638045
フォーマット
出版社
発行年月
2022年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
高鳥都 ,  
追加情報
:
A5判 / 352ページ

内容詳細

1972年秋に始まった『必殺仕掛人』。金をもらって恨みを晴らす殺し屋たちを主人公にしたアウトロー時代劇は、テレビ界の常識を覆す設定や凝った展開、斬新な表現手法とともに人気シリーズとなり、いまなお新作が続く『必殺仕事人』で国民的ドラマへと成長した。本書では必殺シリーズを象徴する光と影の映像美や撮影・音響のテクニック、奇想天外な殺し技を実現させてきた京都映画(現・松竹撮影所)のスタッフ総勢20人以上に徹底取材を敢行。当時まだ32歳の若手だったキャメラマンの石原興をはじめ照明、録音、編集、効果、殺陣、記録、演出部、製作部ほか各パートの職人たちが、あらためて必殺シリーズを振り返る。初めて明かされる各作品の舞台裏に緒形拳や藤田まことら出演者の思い出、深作欣二や工藤栄一ら名匠の演出術などなど。そしてラストを飾るスペシャルインタビューには俳優の山ア努が登場、『必殺仕置人』『新必殺仕置人』で演じた"念仏の鉄"――シリーズ屈指の殺し屋について語り尽くす。著者は『映画秘宝』や『昭和の不思議101』で丹念な調査にもとづく記事を発表してきた気鋭のライター・高鳥都。コラムでは必殺シリーズの軌跡や撮影所の歴史を解説し、テレビ・映画の作品リストも収録。「必殺シリーズ50周年」を記念した待望の書が、ここに誕生です!

【著者紹介】
高鳥都 : 1980年生まれ。2010年よりライターとしての活動をスタートし、雑誌を中心にルポやインタビューを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • nishiyan さん

    撮影・照明・録音・美術・演出部・制作部・俳優と総勢30名が必殺シリーズの舞台裏を語るインタビュー集。貴重な図版資料とともに語られるエピソードの数々は珠玉のものばかり。証言者が変わるだけで、監督の評価が変わる点は興味深かった。また歌舞伎座テレビ作品の舞台裏など、シリーズ以外の作品との関わり、証言者によってはテレビドラマ史の中であまり語られていない部分について話している点も本書の資料性を高めている。合間に挟まれたコラムはシリーズの歴史を振り返るとともにファンやスタッフ外の視点が盛り込まれて面白かった。

  • tarou miz さん

    放送50周年を迎えるテレビ時代劇シリーズに関わったスタッフによるインタビュー集、人の記憶による主観なので多角的というか多少の矛盾も生じるもののシリーズ立ち上げ当初に重きを置いているので安定期前のドキドキ感と東映に対しての松竹の京都撮影所というハンデだらけで無茶をした青春の記憶としてもやたら眩しい。時代劇職人監督の個性、現場でのカリスマ性の強さややがて変貌して長所を無くしてしまう監督(あくまでもスタッフの記憶)など凄く面白い、キャストでインタビューは必殺仕置人の念仏の鉄他を演じた山崎努氏のみ。奇跡の一冊。

  • qoop さん

    ドラマ制作に携わる数多くの職掌それぞれにスポットを当て、まさしく多角的にシリーズを回顧したインタビュー集。380ページで30名の証言だとひとりに割く文量は少なくないかと思ったが、杞憂。演出もさることながら、効果音や衣装など、必殺シリーズで知りたいのここ!という箇所に配慮が効いていてありがたい。スクリプラーの証言なども興味深く、コンパクトながら情報量の多い内容で満足の行く一冊だった。

  • 桂 渓位 さん

    まさかの山ア努さんのインタビューを含め、必殺に対する愛情や青春の日々を記した、ファンとしても見応えある一冊となっています📙 願わくは、必殺を最も多く手掛けた、松野宏軌監督のインタビューも、ご存命中に聞いてみたかったですね✨ 気になったのは、やたらとエリマキトカゲの話題が出てくること(笑) 当時の流行りでしたが、余程嫌だったんでしょうね(^^;

  • Gen Kato さん

    シリーズドラマスタッフのインタビュー集。当時の監督の顔ぶれのゴージャスさと、若手だった撮影陣の尖鋭ぶりがまばゆくもおもしろい。(にしても「時短」ってw) 山崎努の鉄インタビューもすばらしい。いい本です。

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高鳥都

1980年生まれ。2010年よりライターとしての活動をスタートし、雑誌を中心にルポやインタビューを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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