臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体 宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ

高野結史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784299015471
ISBN 10 : 4299015479
フォーマット
出版社
発行年月
2021年04月
日本
追加情報
:
283p;16

内容詳細

第19回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品! 法医学者・真壁天は、人間と関わるよりも死体を解剖して分析する方がマシだと思っている生粋の人間嫌い。しかし、教授から児童虐待を鑑定する仕事を押し付けられ、さらにそこで、死体分析で鍛えた優秀な観察眼を発揮して、能力を見込まれてしまう。いやいやながら様々な親子の闇に関わっていく真壁だったが、ある日から、彼が虐待を指摘した親たちが、次々と首吊り死体で発見されていく。死体の状況を聞いた真壁は、自身が小学生時代に目の当たりにした、親友・ハルの首吊り死体を思い出す――。


【著者紹介】
高野結史 : 1979年、北海道生まれ。宇都宮大学卒業。第19回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 雪紫 さん

    立ち読みにて読了。虐待親達が次々と他殺の痕跡が残る首吊り死体で発見。共通点はある法医学者が児童虐待を鑑定する臨床法医を引き受けていた時に彼に告発された親達で・・・。苦しむ親、過去のトラウマや、法医学教室のいざこざで(多分バイアスもあると思うが)妹の明るさがいなけりゃかなり話は重い(一応表紙でいいんだよね・・・)。でもこのミス関連のおかげかさくさく読めて止まらない。大半は見破れたけど、それでも驚くとこは驚けるし、何処かやるせない。・・・「奇岩館」と随分カラーが変わることで。

  • ハゲおやじ さん

    初読みの作家。2021年このミス大賞 隠し玉 に惹かれて読む。児童虐待を中心に 人嫌いの臨床法医学者の真壁が不本意ながら鑑定を始めるが 次々に遺体が発見され…。読み始めは 重い感じだが、後半には驚きの事実と犯人に読む手が止まらなかった…って 期待していなかったから 余計に面白かった。繭だと思ったんだけどね。でも、解離症状って そこまで起きるのかなぁ。ある意味 怖いね。 一番 偉いのは 天の父親だよね。子供の為に孤独を一人で背負って 16年の歳月は凄いよ。

  • papako さん

    たまたま見かけて。子供の虐待の判定の難しさ、何か解決策がないんでしょうか。どうしたって親なんでしょうね。

  • さっちゃん さん

    過去にトラウマを持つ法医学者の真壁天は、嫌々ながら児童虐待を鑑定する臨床法医の仕事も請け負う。彼が虐待を見抜いた親が首吊り死体として発見されてから同様の事件が続き、真壁も襲われる。過去の事件との関係は?犯人の目的は?/「奇岩館〜」が面白かったので第1作もトライ。イケメン法医学者が颯爽と事件を解決するかと思ったら、全然イメージと違って重めの話だった。児童虐待が根底にあるストーリーは読んでいてしんどい。犯人は途中で気付いたが、過去の事件の真相には驚かされた。ミステリとして読むには少し物足りないが面白かった。

  • fuku3 さん

    2021.8.21読了。函館医大の法医学者真壁天28歳は行政解剖と論文に日々追われていたが宇佐美教授から臨床法医を手伝う様に云われ渋々承諾!臨床法医とは法医学の検知から生きてる子供を診察し虐待を受けていないかを判断する!真壁が虐待を見抜き保護した子供の親達が次々に首吊り死体で発見された!自殺を偽装した殺人の疑いが…。デビュー作でこれだけサクサク読めるのは先が楽しみな新人誕生です!真犯人と妹の件はもう少し考える余地があるのでは⁉︎真壁の過去に拘らず臨床法医と法医学にもっと重点を置いて話を進めて欲しかった!

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高野結史

1979年、北海道生まれ。宇都宮大学卒業。第19回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体』で2021年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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