高野秀行 (ノンフィクション作家)

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恋するソマリア

高野秀行 (ノンフィクション作家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087715842
ISBN 10 : 4087715841
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
追加情報
:
306p;20

内容詳細

アフリカ大陸東端に広がるソマリア。残酷な戦場と平和な民主国家が隣り合う不思議な世界に惹かれ、そこに暮らす人々に恋をした著者が、台所から戦場まで、あらゆる現場に飛び込む。命がけの見聞録!

アフリカ大陸の東端に広がる“世界一危険な地"ソマリア。
そこには、民主国家ソマリランドと海賊国家プントランド、内戦が続く南部ソマリアがひしめきあい、
現代のテクノロジーと氏族社会の伝統が融合した摩訶不思議なソマリ社会が広がっていた。
西欧民主主義国家とは全く異なる価値観で生きる世界最大の秘境民族=ソマリ人に夢中になった著者は、ベテランジャーナリストの
ワイヤッブやケーブルTV局の支局長を勤める剛腕美女ハムディらに導かれ、秘境のさらに奥深くへと足を踏み入れていく。
ある時はソマリランド初の広告代理店開業を夢想。
ある時は外国人男子にとって最大の秘境である一般家庭の台所へ潜入し、女子たちの家庭料理作りと美白トークに仲間入り。
ある時は紛争地帯に迷い込み、銃撃戦に巻きこまれ……。
もっと知りたい、近づきたい。その一心で台所から戦場まであらゆる場所に飛び込んだ、前人未到の片想い暴走ノンフィクション。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    久しぶりの高野秀行だが、その変貌ぶりにあらためて驚かされた。これは、もはやかつてのムベンベを追っていたような高野とは根底的に違っている。あの頃は、早大探検部といった学生らしさ(=それはアマチュアの甘さでもあった)が横溢していたが、ここへ来てもはや押しも押されもせぬ第一線のジャーナリストである。他の誰の追随をも許さないような。しかも、それは日本に限らず世界標準においてさえそうだ。思えば、転換点はミャンマーの少数民族ワ族の世界に徹底潜入したあたりからであっただろうか。高野秀行に脱帽!強推薦!

  • takaC さん

    『土漠の花』を読んだくらいではさっぱり分からなかったソマリア事情が手に取るように分かりました。高野氏の業績は偉大だよ。それにしてもハムディ姫の強かさよ…

  • サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥 さん

    【図書館本】面白い!やっぱり高野さんのルポは一味違う。ソマリアと聞くと以前読んだ「ブラックホーク・ダウン」等、内戦が続く危険地域というイメージしか無く、報道もそんなものばかり。確かにモガディショ付近は今でもそうなのだろうけど、そこには日々暮らしている「普通の生活」もあるはずで、そうしたことがわかる貴重なルポだと思う。その民族を理解するための文化的三大要素は「言語、音楽(踊り)、料理」というのはうなずける。「恋するソマリア」というタイトル通り、高野さんのソマリアへの愛が感じられる一冊。五つ星です。★★★★★

  • トムトム さん

    とても面白かった!ソマリアという異文化にとことん惚れ込んで、報われない片思い状態の高野さん。ちょっとでも理解したい、ソマリアからも好かれたい!でも、そう簡単には好かれない。のほほんと牧歌的な部分から、女性の城の家庭料理、過激な銃撃戦まで。リアル北斗の拳と言われる?戦国地域ソマリア!一生行くことのない土地を旅した気分になりました。タイトルは「ソマリアに恋する高野さん」が正解だと思う。

  • アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯 さん

    『謎の独立国家ソマリランド』に続く高野秀行さんのソマリア紀行第二弾。今回もおもしろかった!前半はソマリアとソマリ人に対する片思いが切々と……。後半、ソマリ料理を習いソマリ人女子と仲良くなっていく過程からどんどんおもしろさが加速していった。ソマリ料理食べてみたい。平和にソマリ料理を習っていたかと思うと、平和になりつつあるとはいっても依然としてアル・シャバーブの襲撃が続く南部ソマリアに念願かなって旅をしたり。今回も豪腕姫ハムディ局長がすごい。最後にかましてくれました!

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高野秀行 (ノンフィクション作家)

1966年、東京都生まれ。ノンフィクション作家。ポリシーは「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」。『幻獣ムベンべを追え』でデビュー。『ワセダ三畳青春記』で酒飲み書店員大賞、『謎の独立国家ソマリランド』で講談社ノンフィクション賞等を受賞(本データはこの書籍が刊行された

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