永寿総合病院看護部が書いた 新型コロナウイルス感染症アウトブレイクの記録

高野ひろみ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784260046312
ISBN 10 : 4260046314
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
125p;21

内容詳細

発熱者の増加、相次ぐスタッフの体調不良、それが新型コロナウイルス感染症アウトブレイクの始まりだった。 病棟閉鎖、人員不足による業務負担の増加、そして感染への不安。目まぐるしく状況が変わる中で、看護師たちがいかに感染対策を進め、情報を共有し、患者さんと家族に対応したか。日常の看護を守るために何をしてきたか。 看護師たちの実体験をもとにした、新型コロナウイルス感染症対応の記録。

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    2020年3月永寿総合病院で発生した新型コロナウイルスのアウトブレイクは連日ニュースで報道された。患者、病院職員200名以上が感染、43名が死亡した。その当時批判的な言葉が多くみられたが、その時に学んだノウハウや対応策を現場の看護師がまとめて本を出すのは、第4波が起る今だからこそとても貴重な情報である。当時の病院内はまるで災害時のようで、情報共有の方法やより安全な選択をすることなど経験者の知恵が載っている。地元有志の横断幕「頑張れ、永寿病院」にどれだけ励まされたことか。その気持ちを想像するだけで涙が出る。

  • ベーグルグル (感想、本登録のみ) さん

    2020年3月、永寿総合病院で新型コロナウイルス感染症のアウトブレイクが発生。あの時、病院内では何が起きていたのか、どう対応していったのかなど、コロナの情報が日々変化するコロナ初期の時期に、アウトブレイクを解決するまでの状況が記されている。対応やノウハウについてはヒントになるし、戦場のような中よく頑張られたと思う。これを読んだら、医療者への負担をかけないよう軽率な行動はしないと改めて感じた。

  • こばゆみ さん

    まだまだ実態の見えないウィルスだけに、信憑性の面でコロナ関連の書籍には手を出せないのだけれど、これは現場の「感情」が見えて読みものとして読めるのでとても良かった。しかも書いているのが記者やライターではなく看護部の方々。人手が足らず疲弊しながらも、患者さんを第一に考える医療スタッフさん達の姿に、思わず泣いてしまった、、、医療現場の用語も分かりやすくてお勧め。

  • 64 さん

    もう一回読もう!

  • 向山 彰彦 さん

    これも地味にグッとくる本だった。 クラスターを出した永寿総合病院、その中で奮闘した看護婦たちの話。 医学書院から出ているので、危機管理のマネジメント実例としての位置付けなのだろう。そのため淡々と起きたことや工夫が綴られていてとりたてて扇情的な煽りはないが、プロジェクトマネジメントの参考にもなると思った。 マスコミに騒がれる中、立ち直り、天晴れです。

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