新装版 タイム・リープ 下 あしたはきのう メディアワークス文庫

高畑京一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784049146974
ISBN 10 : 4049146975
フォーマット
出版社
発行年月
2022年10月
日本
追加情報
:
192p;15

内容詳細

度重なるタイムリープ現象の解明に向けて動く和彦と翔香。そして徐々に明らかとなる、タイムリープ現象の輪郭。和彦の友人・関鷹志に協力を仰ぎ対策を練るも、導き出されたひとつの答えは、翔香にとって到底受け入れがたいものだった…。緻密に組み上げられた時間のパズル。最後のピースが嵌まるとき、運命の秒針が動き出す―。巻末には、ここでしか読めない作品の舞台裏を描いた新規書き下ろし「『タイム・リープ』の思い出」を収録。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    物質移動をともなわないので、パラドックスを回避できるという設定だが、厳密にはできないと思う。さて和彦の洞察によって、翔香のタイムリープの背後にひそんでいた謎が、ようやく姿を現わす。この作品の良いところは、和彦をケン・ソゴルのように卓越すぎる人物にしなかったこと。そこがリアルだし、彼に対して好感も持てる。あとがきがまたいい。再刊にあたって、読者ともども27年のタイムトラベル(リープではなく)をしてきたんだという、著者の思いがあふれている。構想だけに終わったという、翔香と和彦の登場する別の物語も読みたかった。

  • mariya926 さん

    この本は久々の掘り出し物でした。読んでいる間に続きが気になってドキドキしました。ちなみに犯人は分かりやすいと読友さんが教えてくれましたが、それよりもタイムトラベルを満喫する内容ですね。ただ階段から落ちるのはどこを打つか本当に危ないので、好きな人には絶対にさせられないです。恋愛的な要素もあったのでとても楽しめました。

  • モルク さん

    女子高生翔香が目覚めると、月曜のはずが火曜日?前日の記憶がない。そしてまた…同級生の秀才若松に相談し、検討を重ねるとそのタイムリープにはある法則が。次第に彼女に起こったことを突き詰めていく。と、同時に近づいていく二人、ウフフ。最後はちょっときゅんきゅんした。それにしても新装版ならではの最後についていたあとがき、これがまたすごくいい!

  • サンゴ さん

    久しぶりに読みましたが大満足です。

  • たか さん

    シンプルなストーリーとライトノベル風の文体で、上下巻あるにも関わらず、サクサク読めて、あっという間に読了。 しかし、そのシンプルなストーリーとは逆に、タイムリープの構成はなかなかなもの。 一見、下巻はミステリに軸足をおいたストーリーになっているが、犯人はあっさり分かってしまい、少々物足りなく感じる。 実はそこはあまり重きを置いていない。 よく練られた構成と張り巡らされた伏線…。タイムリープの円環がきれいに閉じられるのが上手い。さすが、タイムリープものの金字塔と言われるだけのことはある。B+評価

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人物・団体紹介

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高畑京一郎

第1回電撃ゲーム小説大賞“金賞”受賞作『クリス・クロス混沌の魔王』で作家デビュー。緻密に構成されたストーリーを明瞭な文章で紡ぐ作家として多くの読者から支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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