上流階級 富久丸百貨店外商部 3 小学館文庫

高殿円

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094068924
ISBN 10 : 4094068929
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
追加情報
:
336p;15

内容詳細

神戸の老舗、富久丸百貨店芦屋川店で敏腕外商員として働く鮫島静緒。日本一の高級住宅地のセレブ相手に、今日も奔走する。美容整形に興味があり静緒に試させる女性投資家、息子の中学受験に静緒を巻き込む元CA主婦。「強い」宝石を集めるイラストレーターの訴訟事件…。そして、プライベートも落ち着かない日々の静緒にヘッドハンティングの話が。同居する桝家修平の反応は?竹内結子さん主演でドラマ化された話題作の続編をヒット作連発の著者が書き下ろしたハイクラスエンタメ!

【著者紹介】
高殿円 : 兵庫県生まれ。2000年に『マグダミリア 三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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富久丸百貨店で外商員の仕事をする主人公、...

投稿日:2021/03/12 (金)

富久丸百貨店で外商員の仕事をする主人公、静緒。アラフォー、バツイチ、彼氏無し、家無し。上流階級のお客様のために日夜(定時などという概念はほとんど存在しない)奮闘しています。それだけやりがいのある仕事をしている(と本人が感じている)事は、羨ましい。最新刊では、転職と家購入という大イベントが発生!仕事もプライベートも、とても考えさせられます。同年代としては、環境は違えど共感しきり。強く生きたいと心から思えるし、元気がもらえます。

fugyo さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • R さん

    「今時、外商なんてと思ったけど、労働力を買うということなのね」そんなセリフが出てきて、百貨店外商の意味、意義というのが垣間見えてとてもよかった。上流階級問わず、物を買うという行為にサービスという付加価値が存在することが改めてわかる出来事と、機転があってとても楽しい。加えて、家族や恋人とは異なる、まだ定義されていなそうな人間関係と感情もテーマになっていて興味深い。ありていにいえば、タイパと推し活のような単語が近そうだけど、もうちょっと位相の内容で、考える余地と感動の余白がとてもよかった。

  • ばう さん

    ★★★このシリーズ、いつも思うけれどこれはもう雲の上の物語ですね。今回は美容整形を静緒に試させる女性投資家、息子の中学受験に付き合わさせる元CAの社長夫人、訴訟問題を相談するイラストレーターなどなど、本当にそんなことまで外商員はお世話するの?と疑問に思う内容です。でも事実は小説よりも奇なりというからね😓そして外商員としてキャリアを積み重ねてきた静緒に降りかかる転職問題。桝家や葉鳥との関係、親や家のこと、そして何より静緒の今後のキャリアと気になる事は沢山あるからまだまだこのシリーズは続くのかしら?

  • シナモン さん

    今作も上流階級の圧巻のお金の使いっぷり。こんなことまで外商の仕事なのかとびっくりするけど、そこに人生の悲喜こもごもが感じられて面白い。母親との同居物件を手に入れたと思ったらまさかの!やはり上流階級ってすごいです。

  • Ikutan さん

    普段全く縁のない(笑)上流階級の方々の生活を知ることができるのが魅力のシリーズ第三弾。ゆりかごからお墓まで、富裕層の頼れる味方、敏腕外商員の鮫島静緒。お得意様のためには美容外科や中学受験の情報収集に東奔西走。いやいやそんなことまでするなんて。SNSで誹謗中傷されたイラストレーターの悩みに即、対応するところも凄いけど、「嫌がらせをされたら?」の質問に「お金を払います」の回答にびっくり。著作権問題までにまで発展した今回、他にも家の購入や転職などの話題もてんこ盛り。葉鳥さん登場の弥栄子様のお別れ会は素敵だった。

  • ジュール リブレ さん

    再度のドラマ化は難しくなってしまったのかな。でも、シリーズとしては円熟味を増してきました。芦屋のハイソな方々を巡る百貨店の外商の日常が面白い。1日で数千万円を売り上げることも、その裏側も。全く縁のない世界なので、それがまた面白い。

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高殿円

作家。兵庫県生まれ。現代物から歴史物、ファンタジー、ノンフィクションまで卓越したストーリーテリングと多彩な作風で人気を博す。著書に『グランドシャトー』(第11回大阪ほんま本大賞受賞)、『忘らるる物語』(第23回センス・オブ・ジェンダー賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されてい

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