シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗

高殿円

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152099129
ISBN 10 : 4152099127
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
追加情報
:
240p;19

内容詳細

2013年秋のロンドン。オリンピックイヤーだった前年に怪我で除隊した女医のジョー・ワトソンは、ベイカー街221bで、頭脳と電脳を駆使して英国の危機に立ち向かう世界唯一の顧問探偵シャーリー・ホームズと同居していた。シャーリーのもとには、女刑事レストレードや政府高官の姉マイキーから難事件が舞い込み、ジョーは助手としてシャーリーと現場に赴いてはwebストランド誌に事件の成り行きを(自分たちを男性化して)連載している。ある日、ジョーの叔母キャロルが結婚するとの報せが。夫となるヘンリーはデヴォン州アルスターの名家バスカヴィルの子孫で、最近、前当主が亡くなって跡を継ぐことになったという。ジョーはバスカヴィルの屋敷に招待されるが、脱獄した殺人鬼と魔犬伝説が街を騒がせ、さらには叔母夫妻に脅迫状が届く。ジョーたちに危険が迫っていた。半電脳と人工心臓のためになかなかロンドンを離れられないシャーリーは、ジョーを助けることができるのか!?突出した独創性とキャラ立ちで話題をさらった女性化現代版ホームズ・パスティーシュ『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』に続く、冒険と友情の第2弾!

【著者紹介】
高殿円 : 兵庫県生まれ。2000年に第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞し『マグダミリア三つの星』でデビュー。第1回エキナカ書店大賞受賞作『カミングアウト』をはじめ、現代物から歴史物、ファンタジーまで、卓越したストーリーテリングと多彩な作風で人気を博す。映像化・舞台化・コミカライズ化作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 徒花 さん

    おもしろかったー。前作「シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱」から6年越しとなる、女性ホームズ&ワトソンが現代のイギリスで活躍するパスティーシュの続編。なぜ犬ではなく「狗」なのかは読めばわかる。シャーリーが前よりデレるようになってる気がする。ドローンやバイオテロ、海外ドラマなどさまざまな要素てんこ盛りなのにそれらを余さずきっちりまとめる物語はさすが。3作目も読みたいなあ。

  • R さん

    相変わらず本歌の方を知らないまま読んだので、どの程度同じ話なのかわからないけども、トリックをはじめミステリ部分はもちろん、カスタマイズされたキャラクタを堪能できた。ワトソンの視点であるという前提があるため、さらっとしか触れない過去の話がものすごく気になるんだが、その暗い悲壮感と対角となるように、現在の明るすぎるというか、間の抜けた姿が素晴らしく微笑ましい。ストーンヘンジの周りでラリってる姿というのが、ものすごく映像で見たいと思わされた。面白すぎるだろう、ここの描写。

  • いたろう さん

    ホームズとワトソンを女性に変え、現代のロンドン、イギリスを舞台にした、ホームズ・オマージュのシリーズ第2弾。シャーリー・ホームズ&ジョー・ワトソンの、アラサー・レディースや、他の女性キャラクターは、漫画チックに描かれるが、「バスカヴィル家の犬」を元ネタにしつつも、決してパロディに終わることなく、本家とはまた別の、新たな、そして大がかりな、サスペンス・ミステリになっている。舞台を近現代(2013年)にすることで、最新のツールがいろいろ登場するのも楽しいところ。まだまだシリーズは続くのだろうか。続編も楽しみ。

  • Ikutan さん

    女性化現代版ホームズ·パスティーシュ第2弾。今回は相棒で助手の女医、ジョーの叔母、キャロルの結婚話から始まる。そのお相手ヘンリーが、名家バスカヴィルの子孫で跡継ぎ話が浮上。領地デヴォン州アルスターにやって来たキャロルとジョーを待ち受けていたのは··殺人事件?魔犬?人工心臓で免役抑制剤浸けの身ながら、ジョーの元へ駆けつけるシャーリー。二人の会話が楽しい。電脳家政婦。双子のドローン。魅力的なアイテムと際立つキャラ。病原菌テロ?後半は複雑な展開にハラハラ。事件は無事解決したけれど、ジョーの過去が気になります。

  • えりこんぐ さん

    前作を読んだのは4年前なので、かなり薄い記憶しかない。軽く読める文体は楽しかったけど、最後にあーそうだ、なんかジョーも秘密があって、さらに宿敵?モリアーティーもいたよな、、って全く謎が回収されず。続編は忘れないうちに出して欲しい! 電脳家政婦&ミニドローンと、ご飯がウィーンって届けられるエレベーターが超絶羨ましい。。【借り本】

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高殿円

小説家・漫画原作家・脚本家。兵庫県生まれ。2000年に第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞し『マグダミリア三つの星』でデビュー。2013年に『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞、2023年に『グランドシャトー』で第11回大阪ほんま本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたも

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