ヒトはおかしな肉食動物 体毛のない一夫一婦制の哺乳類のちょっとヘンな生殖戦略

高橋迪雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062130349
ISBN 10 : 4062130343
フォーマット
出版社
発行年月
2005年10月
日本
追加情報
:
20cm,244p

内容詳細

体毛がほとんどない、二足歩行をする、言葉をしゃべるなど、ヒトは哺乳類の中では際立って不思議な存在。なぜヒトは地域で食文化が異なるのか、1年中発情しているのかなど、生物学的に「ヒト」の謎を解き明かす。

【著者紹介】
高橋迪雄 : 1939年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。農学博士。東京大学農学部教授などを経て、味の素(株)健康基盤研究所所長、帯広畜産大学理事。過去に日本獣医学会理事長、日本繁殖生物学会理事長などを務める。2000年度第37回読売農学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • シュラフ さん

    人体の維持にはアミノ酸の摂取が必要であるが、人類は肉食から雑食に移行したことでアミノ酸不足に陥ったため過食に至ったというのが議論の前提。若いうちは過食のエネルギーを発散するが、歳をとるとそれがなくなる。だから年配者になると生活習慣病の問題が不可避となる、というのが結論。興味深い指摘としては、医療の発達によって生涯寿命が生殖寿命を大きく上まわるようになった現代は極めて不自然な状況であること。だとすれば人生100年時代と言われる今日において、この生活習慣病への対応策が個人および国にとっても重要なこととなる。

  • ゆき さん

    興味深い。今までこの視点で人間や動物をみたことはなかった。

  • ochatomo さん

    草食動物は消化管にバクテリアの発酵タンク有り 必須アミノ酸は過食して余剰エネルギー発散 非必須アミノ酸欠乏は体タンパク質を分解 2005刊

  • lotta7 さん

    返却期日になったから、後半は流し読みだった。それでも、ヒトが肉食動物だという事が理解できた。生きるのに必要な必須アミノ酸を食事で取らざるを得ない時点で、主食は炭水化物ではない事が分かる。ヒトの主食にも言及していて、ヒトは肉食動物だと実感出来る。やはり糖質摂取は必要がない。ライオンが野菜を摂らずに健康な理由や、女性の乳房が膨らんでいる理由にも言及している。獣医師からの視点で語られるので、目から鱗のオンパレードです。

  • かりんとー さん

    面白かった。少し怖かった。

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