音めちゃめちゃ良いです。

この人は、まぎれもなく音楽家であるが、芸術家といった方が近いだろう。その感性はおそらく万人受けはしないだろうが、大衆に迎合しない作品群は１曲１曲が、まさに芸術作品といって過言ではない。前作から短いスパンで発表されるというのも、この上なくうれしい。

　最近とにかくライブが素晴らしかったので、どんな作品になるのかと過剰に期待していたらこの完成度！！すごすぎ！「SUMMER SOFT SOUL」は最高に気持ちいい！

ズブズブと深みに入ってしまいそうなディープな音楽ですが高橋徹也の独特の滑らかな低音のボーカルが加わると穏かさと不穏さが絡まって他ではまず味わえない美しく少しけだるい素晴らしい音楽世界が広がってたまらないものがあります。間違いなくキャリア史上最高傑作です。 でも６年長かった・・その間に作られたライブ会場限定アルバムがあるらしいのでものすごく聴きたい・・

本当に自分の周りにある世界を知っているからこそ、こんな曲が出てくるんだろうなというのが今の感想。

個に切り離された都市を生きる､全ての生活者の為のｻｳﾝﾄﾞﾄﾗｯｸ｡譬えるなら､ｵﾙﾀﾅﾃｨｳﾞ･ﾑｰﾄﾞ歌謡!

異常で独特の世界観。それはどこにでもある 日常的なものを音楽で表現しただけではないでしょうか。 鋭い鈍器（こんな表現が浮かびました）で殴られたような 衝撃は今までにないものでした。

摩訶不思議なタイトルチューンは 一度聞いたら耳から離れません。