鉄剣銘一一五文字の謎に迫る・埼玉古墳群 シリーズ「遺跡を学ぶ」

高橋一夫(1946-)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787705365
ISBN 10 : 4787705369
フォーマット
出版社
発行年月
2005年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21cm,93p

内容詳細

世紀の大発見といわれた埼玉県・稲荷山古墳出土の金錯銘鉄剣。銘文に記された「ワカタケル大王」、鉄剣の主「ヲワケ」、そして被葬者は誰なのか。埼玉古墳群全体の考古学的検討から解明。武蔵国造一族の盛衰に迫る。〈受賞情報〉毎日出版文化賞企画部門(第65回)

【著者紹介】
高橋一夫 : 1946年生まれ。国学院大学大学院修士課程修了。埼玉県教育委員会で学芸員を振り出しに、文化財行政、埋蔵文化財の調査に携わる。埼玉県立博物館長。博士(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 月をみるもの さん

    この鉄剣に刻まれた115文字によって、雄略天皇〜獲加多支鹵大王が神話ではなく、実在した人物であったと考えられるようになった。鉄錆を剥いでいく過程で、文字を発見した人のエピソードも紹介されてるんだけど、もし自分が最初にこの文字を発見したのだったら興奮のあまり血管がきれてただろうな。。。著者は、埼玉は千葉と組んで、群馬+奈良に対抗しようとしてた、、、と言うんだけど、武蔵国奴の乱では埼玉は群馬と組んでヤマトに対抗してたんじゃないの??? https://bit.ly/1SGQtaR  

  • hyena_no_papa さん

    皆さんより適切な感想文が既に出ているので、大要はお任せするとして、やはり素人的に興味の的は乎獲居臣と鉄剣との関係か。p9で3案を併記してあるが、鉄剣は乎獲居臣本人のものと考えたほうが飲み込みやすい。さてその乎獲居臣の出自は?そこが興味津々。p18で示唆される「未発見の主体部」も今後の調査への期待が高まる。やりは発見当初から一番研究の進んだ分野は考古学。今後もその流れで様々な発表があるのだろう。ブックレットながらカラー図版も多く丁寧な編集に好印象。

  • 坂津 さん

    「獲加多支鹵大王」の名が記された鉄剣銘文についてはあまり取り上げず、鉄剣が出土した稲荷山古墳を含む埼玉古墳群の出現から変遷までを主に解説するブックレット。本書では稲荷山古墳の被葬者が畿内豪族の「乎獲居」から鉄剣を下賜されたとする説を採っている。稲荷山古墳群では数世代に渡って狭い範囲に集中して首長(武蔵国造)一族の墳墓が築かれたという点で他の地域と比較して特異であり、古墳の築かれ方から三つの系列が導き出され、その中でも首長権を継承した系統とできなかった系統の二系統が読み取れるとする指摘は興味深い。

  • rbyawa さん

    e284、今の埼玉と東京はもともと一つの「武蔵国」であって、というのはさすがにそれこそ明治までのことなので知っているんですが、この埼玉古墳群と武蔵府中や国分寺のあった地域に文化的な交流があったという話をまるで聞いたことがなく、武蔵国造に二つの系統がいたのではないか、と言われると納得。墓の形でもはっきり別れるという話はちょっと面白いな。むしろ古墳の埋葬者に関しての身分や家系を示す記号がまだ解き明かされてないんだろうね。しかし埼玉古墳群、どうもだいぶ格が高いみたいでちょっとびっくり、どこのどなたなんだろうね。

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