わたしたちの帽子

高楼方子著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784577031254
ISBN 10 : 4577031256
フォーマット
出版社
発行年月
2005年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21cm,208p

内容詳細

5年生進級を前にした春休みの間だけ、古いビルで暮らすことになったサキ。階段や廊下が奇妙な具合いにつながっているそのビルで、サキが出会ったのは…。様々なきれが縫い合わされた帽子が鍵となって始まる物語。

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 野のこ さん

    【高楼方子。11月の扉を開けよ読書会】今月のテーマの高楼さんと、私の大好きな出久根さんの絵だったらもう読むしかない!と借りました。遠いむかしにまぎれこんだような奇妙な感じ。ガウディのような柔らかく幻想的な建物での探検。緑色の風船のようなスカートをはいた不思議な女のこ。物語の途中で装丁の絵が繋がったときわぁって鳥肌がたちました。タイトルともぴったりで70年の時を超えた。謎のままでもすーっと染みる。良かったです★

  • chiaki さん

    高楼さんの作品は、出久根育さんとのコンビも相性バッチリです!ちょっぴり不思議な挿し絵が、ファンタジックでどこか懐かしさも感じられるお話しにぴったり。お揃いの帽子を被れば何かが始まる…!?迷宮のような古いビル(螺旋階段に牢屋のおりのようなエレベーター!!)を駆け抜ける様子にドキドキ、わくわくさせられた。途中まで育ちゃんが何者なのか分からず、思い出のマーニー的な存在なのかと予想してました!!全ての謎が解けた後、読み返してみて、育ちゃんの「あやしいモグラなの」のささやきに笑ってしまいました。

  • はる さん

    子供の頃のワクワクを思い出しました。可愛らしくてリリカルなお話。二人の少女の関係がとても微笑ましいです。謎が解けた後、あれっ、でもやっぱり?っていうのが良かったです。不思議な雰囲気が魅力的な良質の児童文学でした。

  • ゆうゆうpanda さん

    お洒落な街の、角を2回曲がった所にある古いビル。家の建て替えの間だけここに引っ越してきたサキは不思議な体験をします。不思議に誘ってくれるのはまあるい緑のスカートが似合う女の子、育ちゃんの手作りのキルトの帽子。趣のあるビルをお揃いの帽子をかぶって探険する様子が素敵です。ワクワクする子供の心が甦ってきます。果たして育ちゃんの正体とは?夢と現実の境界をフワフワ往き来して幸せです。あまりに気持ちよくて日曜日の昼下り2回も昼寝してしまったのはご愛嬌です。結末も夢落ちなんかではありませんよ。嬉しくなってしまう話です。

  • 鮎 さん

    出久根育さんの装画に惹かれて手に取ると、お話の中にも育ちゃんが!先日読んだ「チェコの十二ヶ月」の印象も相まって、もうこの育ちゃんが出久根さんご本人としか思えなくなる。五年生への進級を目前にした春休み、サキちゃんがひと月だけ暮らした、古いビルでの不思議なできごと。謎を謎のまま楽しみたい私としては、後半はやや手の内が明かされすぎた感があるというのが正直な感想。ただ、それでもまだ発見されていない何かがありそうだと思えてしまう、このビルの魅力!あの絵は初代オーナーの肖像かしら、なんて想像しはじめるとキリがない。

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人物・団体紹介

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高楼方子著

北海道函館市に生まれ。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)・『いたずらおばあさん』(フレーベル館)にて第18回路傍の石幼少年文学賞、『十一月の扉』(リブリオ出版、現在は福音館書店より発行)で第47回産経児童出版文化賞フジテレビ賞、『おともださにナリマ小』(フレーベル館)で第53回産経児童出版文化賞、

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