日本海軍ロジスティクスの戦い 給糧艦「間宮」から見た補給戦のすべて 光人社NF文庫

高森直史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784769831389
ISBN 10 : 4769831382
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
追加情報
:
331p;16

内容詳細

「ロジスティクスだけで勝利した戦はないが、ロジスティクスなくして勝てた戦争もない」―知られざる日本海軍の兵站を平易、明快につづった蘊蓄満載のアラカルト。食料供給能力を誇った給糧艦間宮の艦内では有名な「間宮羊羹」をはじめ、さまざまな食品を製造して最前線将兵のもとに届けて艦隊の士気を高めた。

目次 : 第1章 海軍給糧艦間宮の生涯(呉海軍墓地、給糧艦間宮戦没者慰霊碑の前で/ 間宮戦没者とはどのような人たちだったのか ほか)/ 第2章 ロジスティクス思想・東西の違い(アメリカ映画『ミスタア・ロバーツ』の場合/ もう一つのジョン・フォード映画『真珠湾攻撃』 ほか)/ 第3章 間宮羊羹(“苦肉”の策から生まれた甘味品/ 寒天の応用が日本独特の菓子に ほか)/ 第4章 主計長たちの奮戦(二番艦伊良湖の活動と最期―石踊幸雄主計長の体験/ 短現・高戸顕隆主計大尉の場合 ほか)/ 第5章 海上自衛隊の“給糧艦”(補給艦)(いま伝えておきたい補給艦誕生のウラ話/ 糧食洋上補給の研究 ほか)

【著者紹介】
高森直史 : 海軍史・海軍料理研究家。管理栄養士。1939年、熊本県人吉市生まれ。1959年、佐伯栄養専門学校卒。1965年、海上自衛隊幹部候補生学校卒。防衛大学校教官、護衛艦補給長、第一航空群司令部幕僚、海上幕僚監部人事課、護衛艦隊司令部幕僚、海幕衣糧班長・給与班長、舞鶴地方総監部経理部長等を歴任。元1等海佐。「海軍肉じゃが」のルーツ発見者。舞鶴、呉の町興し等、海軍料理を通じて食文化普及、栄養相談等で活動。呉市観光特使。2007年、佐伯学園佐伯矩特別功労賞受賞。2010年、叙勲・瑞宝小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ごいんきょ さん

    給糧艦「間宮」を中心に旧海軍の狭義のロジスティクスを語っています。糧食だけでなく他の資源の供給についてもおろそかにしていた日本軍。この戦訓は現代の企業においてもとても重要な課題であると思います。

  • まいける さん

    元舞監経理部長にして初代4術校給養科長、高森先生による「間宮」と海軍のロジスティクスに関する著書。 標題のテーマについては先生の想像による部分も多く、然程新鮮味はないものの、御自身が勤務を通じて旧軍出身の海自草創期の偉人達から直接耳にした談話の数々で補足しており、一見の価値はある。 また、佐伯栄養専門学校→練習員→公募海曹(栄養士)→A幹(経補幹部)→専攻科と、昭和期の海自給養エキスパートとして歩まれた先生御自身の体験が何より興味深い。 伊良湖最後の主計長、石踊大尉の手記が特に面白かった。 羊羹たべたい。

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高森直史

海軍史・海軍料理研究家。管理栄養士。昭和14年、熊本県人吉市生まれ。昭和34年、佐伯栄養専門学校卒。昭和40年、海上自衛隊幹部候補生学校卒業。防衛大学校教官、護衛艦補給長、航空群司令部幕僚、海上幕僚監部人事課、護衛艦隊司令部幕僚、海上幕僚監部衣糧班長・給与班長、舞鶴地方総監部経理部長等を歴任。元1等

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