座右の名文 ぼくの好きな十人の文章家 文春新書

高島俊男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166605705
ISBN 10 : 4166605704
フォーマット
出版社
発行年月
2007年05月
日本
追加情報
:
18cm,223p

内容詳細

漱石、鴎外、寅彦、茂吉…。日本を代表する文章家10人を取り上げ、どの作品がどう好きで、どういう面が読みどころか、その人となりがどう文章に表れているかを解説。面白人物評を交えた高島流「名作ガイド」。

【著者紹介】
高島俊男 : 1937年生れ、兵庫県相生出身。東京大学大学院修了。中国語・中国文学専攻。大学教員をへてフリー。著書に『李白と杜甫』、『水滸伝と日本人』(第5回大衆文学研究賞)、『三国志 きらめく群像』、『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(第11回講談社エッセイ賞)、『漱石の夏やすみ』(第52回読売文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 禿童子 さん

    高島俊男さんの3年前の訃報後に未読の本書の存在を知り、読んでみた。好きな文章を書いた十人の文人の人となりを紹介する。高島さんの好みは独立独行の人らしく、本居宣長、内藤湖南、津田左右吉、柳田國男の記述に力が入っている。それぞれの好ましいところ、残念なところが高島さんの明快な説明で語られて大いに参考になった。『遠野物語』の柳田の文語文と本来の語り部の口語文を比較して、文学的センスと民俗学的見地で評価が分かれる点が興味深い。

  • みつ さん

    登場する十人の文章家は、新井白石、宣長、鷗外、湖南、漱石、露伴、津田左右吉、柳田國男、寅彦、茂吉(生年順)。一番後に生まれた茂吉が1882年の生まれで、しかも何らかの意味で「学者」を選んだというから一見近寄り難そうであるが、『本の雑誌』に掲載した短文がきっかけとなって誕生しただけあって、肩の力が抜けた楽しい導入。本文も口述筆記のためか、分かりやすさは無類。文章家本人の紹介が多くなるため「名文」への言及はどうしても限られてしまうのは残念。「名文」という点ではこの本自体が該当。書写しはノート30頁に及ぶ。

  • K(日和) さん

    著者の1人語りをもとに作った本とのこと。タイトルからすると、作家のある本の、ある一文が紹介されて、それについて著者がどう思うかが書かれているのかと思った。だが、著者が各作家たちを紹介し、作品を引用し解説し、読んだ気にさせられる。ぜひ読みたいと思う本がちらほら見つかった。

  • 読書実践家 さん

    漱石、寺田寅彦、鴎外、新井白石、津田左右吉など、名文家が登場。本居宣長の章では、日本人は海の果てに素晴らしい価値のあるものがあると信じてきたという話が出てくる。国内にも価値はあるということを証明したのが、本居宣長の作品だと。そういう見方があるのかぁ。すごい。

  • がんぞ さん

    著者は1日数十冊を散読するとか、本書も「語り下ろし」でもう手で文章書く気力はないらしい。俺もそういう状況になるまでに“基礎的教養”を積みたいと必死に読書しているが道は遠い、忙しくて速読術習いに行く暇がない/若いうちには、速読しがたい情感がある柳田國男を味読は不可能でないだろうか。森鴎外の漢文的教養と西欧体験を兼ね合わせた傑作といえば『即興詩人』となるだろうがアンデルセンの本国ではあまり評価されないらしい翻訳の妙技。幸田露伴を「雑多な知識がありすぎる」は言い得て妙。斎藤茂吉をエッセイで評価は正当だが珍しい。

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人物・団体紹介

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高島俊男

1937年生れ、兵庫県相生市出身。東京大学大学院修了。中国文学専攻。『本が好き、悪口言うのはもっと好き』で第11回講談社エッセイ賞受賞。長年にわたり「週刊文春」で「お言葉ですが…」を連載。2021年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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