中国の大盗賊・完全版 講談社現代新書

高島俊男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061497467
ISBN 10 : 4061497464
フォーマット
出版社
発行年月
2004年10月
日本
追加情報
:
18cm,327p

内容詳細

名著のほまれ高い『中国の大盗賊』には幻の原稿150枚が秘蔵されていた。陳勝や高祖から毛沢東まで、縦横無尽に活躍する「盗賊」の姿を活写する中国史。創刊40周年を機についに完全版刊行。

【著者紹介】
高島俊男 : 1937年生まれ。東京大学経済学部および文学部卒業後、同大学大学院人文科学研究科修了。専攻は中国文学。主な著書に『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(文春文庫、講談社エッセイ賞)、『漱石の夏やすみ』(朔北社、読売文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 樋口佳之 さん

    繁栄する「ケ小平の中国」は、毛沢東の中国とは別の王朝である。永楽帝以後の明帝国が太祖洪武帝(朱元璋)の明帝国とは別の王朝であるように ─。しかし、初代皇帝毛沢東の最大の願いが自分がうちたてた国家の安泰と存続とにあるならば(そうであるにちがいない)、三代皇帝ケ小平こそ創業皇帝の最大の忠臣/2004年に元々の狙いだった毛沢東についての記述を復活させて完全版として刊行された物。現在の習近平中国にはどんな論評をなすのかな/

  • karatte さん

    古書店にて250円で。取り上げられている〈大盗賊〉は「燕雀いづくんぞ……」でお馴染み陳勝に漢の高祖劉邦、明の開祖朱元璋、明朝と清朝の狭間で僅か40日天下を謳歌した李自成、太平天国を築いた洪秀全、そして〈完全版〉にて当時の原稿を復元した毛沢東。同著者の本は『三国志 きらめく群像』と『水滸伝の世界』しか読んだことがないのだが、難解な内容になりそうな題材を平易な文章で判りやすく仕上げているのはさすがである。参考文献についても、どの本がお勧めでどれがイマイチかなどユーザビリティ第一に書かれており好感が持てる。

  • マッピー さん

    中国にはいつの時代もどこにでも盗賊がいたという。この本で紹介されている盗賊は、陳勝・劉邦(漢の高祖)/朱元璋(明の太祖)/李自成(明を滅ぼし順王朝をつくるが、40日で清に北京を追われる)/洪秀全(太平天国の乱を起こした人)/毛沢東(ご存知の)/要するに、異民族に襲われるわけではなくして王朝が変わった時、政権を奪取した人を大盗賊と呼ぶということらしい。この本を読むまで全く知らなかったこれらのことを、するする読みながら理解できるのだから高島俊男の本は素晴らしい。一生ついていきます。

  • ごへいもち さん

    中国を理解する一歩

  • ごん さん

    物を盗めば盗賊だが国を盗めば英雄だということなんでしょうが面白い本です。昔読んだことがある本だと思いますが今度は完全版。完全版に追加された大盗賊が一番やばい人ですね。でも冷静に中国史を振り返ってみると一介の盗賊から皇帝となり王朝を存続させた人は少ないですね。大体禅譲による貴族間の権力の移動の方が多いです。(後は異民族による征服王朝。)さて最後、著者は中国は結局「帝国」なのだとしていますが、「帝国」の昨今の動向を考えると誠に残念ながら首肯せざるを得ないようです。

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人物・団体紹介

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高島俊男

1937年生れ、兵庫県相生市出身。東京大学大学院修了。中国文学専攻。『本が好き、悪口言うのはもっと好き』で第11回講談社エッセイ賞受賞。長年にわたり「週刊文春」で「お言葉ですが…」を連載。2021年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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