世間とズレちゃうのはしょうがない PHP文庫

養老孟司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569903989
ISBN 10 : 4569903983
フォーマット
出版社
発行年月
2024年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;15

内容詳細

解剖学者(養老孟司氏)とお笑いタレント(伊集院光氏)による、共感だらけの生き方放談。待望の文庫化!

≪「東大卒の医学博士、解剖学者であり大ベストセラーの著者である先生に対し、伊集院光ごときが親近感?」と笑われるかもしれませんが、同じ匂いを感じるのです。その匂いの元が何なのか、先生のご著書『半分生きて、半分死んでいる』(PHP新書)を読んでいてピンときました。「別に世間が間違っているわけではない。間違っているのは、自分のほうかもしれない。だけど世間と自分がズレていることだけは間違いない。ひょっとすると、そのズレが、物書きになる原動力か、と思う」――この文章を初めて読んだとき、僕は救われたような気がしました。僕が感じていた先生との共通点は「世間からズレている」ことです。≫(「はじめに(伊集院光氏)」より抜粋)

世間からズレている。そんな自分自身とどう付き合って生きるか。どう世間と折り合いをつけて生きていくか――。お互いの人生体験を振り返りながら、楽しくもマジメに考えあう。生き方のヒントが満載!
「文庫版まえがき(伊集院光氏)」「文庫版あとがき(養老孟司氏)」を新たに収録。

<本書の主な内容>
第一章 僕らは世間からズレている
●先生、ゲーマーの味方をしてくれましたね
●僕は医者に向いていなかった
●棺桶を持って非常階段を降りたことある? ほか
第二章 僕がなんで不登校になったのかというと。
●変な手間をかけてる昆虫が生き残っていますよね
●サンドウィッチマンが売れた理由は
●先生と「男と女」の話をするとは! ほか
第三章 世間って、そもそも何でしょう
●ゴキブリが嫌われるのは「意味不明」だから
●お笑いは基本「笑われる」ことを嫌うんです
●世間には不必要な人間が必要ですよね ほか
第四章 たまに世間から抜け出す方法
●思いつめてしまったら猫を見てください
●一度外れてしまうのもありですよね
●今のお笑いは専門学校に行く。大変ですよ ほか
第五章 先生のその発想は、 どこから来ているんですか?
●理屈じゃないことがこの世には存在するという理屈
●最近は、嫌いなもの潰しをしています
●「幽霊は現実だ」といえる場合がある ほか
第六章 「シーラカンス」がいることは、希望ですね
●AIに仕事を取られるとよく言いますが
●人がいらない社会をつくってどうするんだろう
●僕の次のステップは「おもしろすぎないトーク」です ほか

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読書メーターレビュー

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  • ちゃとら さん

    【図書館本】養老孟司さんと、伊集院光さんのトークは軽快で面白かった。解剖学は杉田玄白で終わっているんだよ!8K、VRの時代だけれど落語もラジオも残っている。「猿が人間になった。」今の猿はいつ人間になるんだ⁈多様性の時代に、昔のスパルタな教えの伝統芸能の世界、すぐにパワハラだと言われる時代に伝承するのは難しそう。

  • のっち さん

    ☆☆☆ 伊集院さんと養老先生の対談集。確かに本来の立ち位置からズレることによって、見える視点もまた変わってくるものだよな、としみじみ納得。大谷選手の獲得しているピッチャーの視点とバッターの視点など。画一したひとつの正解のルートを歩むのではなく、そこからズレ、派生することにより多様性が生まれていくのだから。まさに生物の進化がそれを物語っている。個人的にはお骨の振動の話が文理融合というか、共振で振動を起こしている現象に対し、お骨が笑っている、泣いている、という解釈があってもいいのだなという箇所が興味深かった。

  • coldsurgeon さん

    養老孟司氏と伊集院光氏が、それぞれ抱く世間とのずれから、世間というものに、どのように向き合うのがいいかを理解する対談集。常識と呼ばれるもの、慣習と呼ばれるものなどが世間に溢れているけれど、それに対して正面から対峙するのではなく、どこかで妥協し、何処かで拒んで、折り合いをつけていく。その何処かは、人それぞれかもしれない。実際に、この二人の取り組み方は、互いに少しずれているので。

  • ニョンブーチョッパー さん

    ★★★★★ 伊集院さんが想像する養老さんとは実態が異なっていて、伊集院さんが驚く場面というのが多いように思った。「世間からのズレ」がテーマなので、それはそれで面白い。それでいて波長の合う二人の対談は読んでいてとても心地よく感じた。お二人の対談はもっと読んでいたい。

  • 一彩 さん

    休学のくだりが,いいね。 完璧でない・・・いい加減・・・いい塩梅だと楽だよね。

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人物・団体紹介

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養老孟司

1937(昭和12)年、鎌倉市生れ。東京大学医学部卒。東京大学名誉教授。専攻は解剖学。1989(平成元)年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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