基本情報
内容詳細
本書は、20年以上も前に行われた養老孟司氏の講演録をまとめたもの。しかし、デフレ、少子高齢化など、講演当時と日本社会はあまり変化していない。20年以上前の講演録であるにもかかわらず、現代を予見している内容になっている。9講演を収録している。
目次 : 現実とはなにか(東海ちけんだいがくにて講演)意識は、なぜあるのか?/ 自然と人間(大正大学仏陀会にて講演)人間は死んだら「モノ」なのか?「ヒト」なのか?/ からだと表現(全国大学保健管理協会にて講演)人間は「人工身体」と「自然身体」の二つのからだを持っている/ 構造から見た建築と解剖(日本建築学会にて講演)人工(脳)と自然(身体)との釣り合いこそ重要である/ ゆとりある生活の創造(教育委員会連合会にて講演)人間は、意識だけでできているわけではない/ 現代社会と脳(新宿区立女性情報センターにて講演)「男」と「女」という言葉ができたとき、性の連続が断ち切られた/ ヒトを見る目(おしゃべり新年会にて講演)人間は、自分ができることの説明ができない/ 子どもと自然(鎌倉愛育園にて講演)子どもを育てるとは「手入れ」をすること/ 情報化社会と脳(NTT DATAサマーフォーラムにて講演)「ああすれば、こうなる」だけになった現代社会
【著者紹介】
養老孟司 : 1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業。専攻は解剖学。東京大学名誉教授、京都国際マンガミュージアム名誉館長。1989年、『からだの見方』(筑摩書房)で、サントリー学芸賞受賞。ほかに、『バカの壁』(新潮新書、毎日出版文化賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
養老孟司
1937年生まれ。東京大学名誉教授、医学博士、解剖学者。東京大学退官後、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。京都国際マンガミュージアム名誉館長。1989年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞、2003年、『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された
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