日本語をつかまえろ!

飯間浩明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784620326115
ISBN 10 : 4620326119
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;19

内容詳細

身近にあって、気になることば。人呼んで「ことばハンター」、『三省堂国語辞典』の編さん者が大追跡!国語が苦手なあなたも、知らずしらず、ひきこまれる…ようこそ、日本語の森へ。

目次 : 第1章 響きとリズム/ 第2章 漢字と仮名と/ 第3章 集団内のことば/ 第4章 こんな言い方もできる/ 第5章 相手に届くことば/ 第6章 国語辞典の楽しみ/ 第7章 ことばは変わる/ 第8章 地名は面白い/ 第9章 令和と万葉集

【著者紹介】
飯間浩明 : 1967年、香川県生まれ。国語辞典編さん者。『三省堂国語辞典』編集委員。国語辞典の原稿を書くために、新聞や雑誌、放送などから新しいことばを拾う毎日。街の中にも繰り出して、気になる日本語の採集を続ける。国語辞典を楽しむイベント「国語辞典ナイト」でも活躍

金井真紀 : 1974年、千葉県生まれ。文筆家、イラストレーター。「多様性をおもしろがる」を合言葉に世界各地で人の話を拾い集めて、文や絵にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 岡部敬史/おかべたかし さん

    本書に「うれしい気持ちを作文で書くのは難しい」とあって、その理由が楽しい、嬉しいなどの形容詞が少ないせいで、あなたのせいじゃないかもしれないよとあった。曰く「楽しくてジャンプした」など「楽しくて○○した」と書くのがいいよ。○○の部分があなたらしさになると。自分の中の「忘れたくないボックス」に入れておきたいなと思う、素敵な指摘でした。

  • kinkin さん

    読んでみていろいろな日本語の面白さを知った。白の反対は黒が普通と思いこんでいるが白ネギの反対は青ネギ、白味噌の反対は赤味噌、言われてみればそうだなあ。他のも擬音語や擬態語の多さ、難しい漢字、国名の当て字であるとか、日本人は普段意識せずに話したり書いたりすること、それでも流暢な日本語を話す外国人も多いこと。日本語をやさしくおもしろく解説する肩のこらない一冊。図書館本。

  • タツ フカガワ さん

    「背広」の語源は英語? 「カレー」の語源は辛え? 「長い」の反対語(対義語)、「長くない」が不正解なのはなぜ? 「雰囲気」の本来の意味は? などなど大きな文字で見開き1テーマ。国語辞典編纂者の作者が、小学生を対象にわかりやすく日本語の成り立ちから変遷を解説。いい年したオジサンも「へぇー」とか「なるほど」とか「これ知ってる」とか呟きながら“さくさく”と読了。あ、オノマトペの項目も多々ありました。

  • けんとまん1007 さん

    1つのテーマが2ページの見開きで端的に書かれている。ページをめくる手が止まらない。そうそう、ふむふむ、なるほどね〜・・。少しの違いが、大きな違いになりうる。言葉は、まさに生き物であり社会を映す鏡でもあると思う。新しい言葉が生まれ、定着し、中には消えていくものも少なくない。それは、伝わりやすさとかもあるのかもしれない。ただ、一方で受け取り方の幅が広がりすぎると、誤解のもとにもなるのかなと思う。言葉への関心は、薄くなることはない。

  • ホークス さん

    2019年刊。辞書の作り手である著者が、子供向けに日本語の面白さを解説。色んな発見があり、イラストも楽しい。 かなの五十音表はサンスクリット語の表をまねて作られた。だから驚くほど似ているらしい。学区のことを「連区」とか「結社」と言う地域があるそうで、面白いローカル言葉とか業界ワードをいっぱい知りたいと思った。語源も含めて。著者はいつも街で言葉を探し、その変化を追いかけている。本書では子供たちにも勧めていて素敵だなと思う。看板を写真に撮ったりすると、世界が広がるに違いない。自分もやってみよう。

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