墜落現場 遺された人たち 御巣鷹山、日航機123便の真実 講談社プラスアルファ文庫

飯塚訓

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062816014
ISBN 10 : 4062816016
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
追加情報
:
304p;16

内容詳細

1985年8月12日、群馬県・御巣鷹の尾根に日本航空機123便が墜落した。死者520人、奇蹟の生存者はわずか4人だった。当時、最前線で全遺体の身元確認にあたった著者が、未曾有の大事故のご遺族や関係者を訪ねた。落下する機中で書き残された遺書が遺された家族の中に生きているさま、ひとり息子を失った母親のやり直しの人生…極限の惨状を共有した者だけに語られる心の叫び、魂の声がここにある!

目次 : 第1章 遺族たち(第一発見者の思い/ 炎上をまぬがれた遺書 ほか)/ 第2章 生存者たち(御巣鷹山のある村/ 事故発生時の態勢 ほか)/ 第3章 自衛隊員たち(もっとも凄惨で苛酷な現場/ 第一空挺団、出動 ほか)/ 第4章 医師、看護師たち(生存者が移送されてくる/ 四人を病院に収容するまで ほか)/ 第5章 葬送のとき(葬儀屋は、見た/ 警察から「棺桶は何本あるか」 ほか)

【著者紹介】
飯塚訓 : 1937(昭和12)年、群馬県に生まれる。日本大学法学部卒業。1960年、群馬県警察官として採用され、以後、警察本部課長、警察署長、警察学校長等を歴任。1985(昭和60)年、高崎署刑事官在職時に、日航機墜落事故が発生、身元確認班長になる。1996年、退官。現在は、講演活動などを通じて、日航機事故の語り部として、命の尊さを伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    前作『墜落遺体』が遺体の身元確認の場といういわば閉じられた空間での出来事だったのに対して、本書はそれぞれの立場で事故に巻き込まれた人々を俯瞰的な視点から記述した一冊。当事者である遺族や生存者はもちろんの事ながら、救出に関わった自衛隊員や医師。そして葬儀屋と様々な人々がこの未曾有の事故の際どのように考えそして行動に移したのかが綿密な聞き込みによって明らかにされている。これを聞いたのは20年近くが経った1999年だが当事者は兎も角関係者にとっても未だ重い問題となって横たわっている事を教えられる一冊であった。

  • モリータ さん

    ◆単行本2001年講談社刊、文庫旧版2005年講談社+α文庫刊(読んだのはこちら)、文庫新版2015年刊。◆著者は元群馬県警の警察官。日航機墜落事故当時は高崎署刑事官、身元確認班長を務め、『墜落遺体』(1998)を著す。本書は事故から約15年後の、遺族、生存者、自衛隊員、医師・看護師、葬儀社員への(再)取材録。◆前著で仮名で登場した遺族や救援者も、本書では実名で取材に応えている。

  • kri さん

    こういう種類の本が好きで買ってしまう…という知り合いから半ば強制的に貸し出された。この著者の前作もセットであったが、そちらはあまりに生々しくパラパラ目を通したのみ。人体の脆弱さを見せつける地獄絵図の如き現場で、髪一本でも回収して遺族の元へ…がんばり続けた関係者たちに頭が下がる。日航社員であった当時から10何年を経た発刊時まで一貫して事故を風化させまいと携わってきた著者の心意気にも感嘆するばかり。

  • かつどん さん

    現場で事故の身元確認班長として身を粉にして働き、多くの関係者とも関わってきたからこそ書ける内容。決して流麗な文章というわけではなく、所どころ思いのたけを紙面にぶつけながら、行間ににじませながら、書けないことも多かったのでは、と思う所もあったが、この事故で犠牲になった命をないがしろにしないという、次代によりよい思いをつないでいきたいという姿勢はひしひしと感じられた。 それぞれの役目に忠実に、真摯な態度で取り組む人たちの、等身大の思いが伝わってくる。 他サイトの企画のアンケで当選して頂いた本

  • Amuro さん

    墜落の真相に迫って欲しいのだが、そこには殆ど触れず、事象の深掘りに終始しているのが非常に残念。森永さんの方がぶっちゃけでいると思う。

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飯塚訓

1937(昭和12)年、群馬県に生まれる。日本大学法学部を卒業後、1960年群馬県警察官として採用される。以後、刑事、刑事官、警察本部課長、警察署長、警察学校長等を歴任。この間、日本列島を震撼させた大久保清事件、連合赤軍事件、功明(よしあき)ちゃん誘拐殺人事件など、多くの事件の捜査捜索にかかわる。1

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