零號琴

飛浩隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152098061
ISBN 10 : 4152098066
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
追加情報
:
608p;20

内容詳細

はるかな未来、特種楽器技芸士のセルジゥ・トロムボノクと相棒シェリュバンは、大富豪のパウル・フェアフーフェンの誘いで惑星“美縟”に赴く。そこでは首都“磐記”全体に配置された古の巨大楽器“美玉鐘”の500年ぶりの再建を記念し、全住民参加の假面劇が演じられようとしていた。やがて来たる上演の夜、秘曲“零號琴”が暴露する美縟の真実とは?飛浩隆、16年ぶりとなる第二長篇。

【著者紹介】
飛浩隆 : 1960年、島根県生まれ。島根大学卒。1981年、「ホリフォニック・イリュージョン」が第1回三省堂SFストーリーコンテストに入選、SFマガジンに掲載されてデビュー。2005年、初期作品集『象られた力』で第26回日本SF大賞を受賞。2007年、連作集『ラギッド・ガール 廃園の天使2』(以上、ハヤカワ文庫JA)で第6回Sense of Gender賞大賞を受賞。2017年、作品集『自生の夢』で第38回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あも さん

    一作家…いや一人の人間の想像力とはここまでのものか!それもその筈?エヴァ、ナウシカ、プリキュア、ゴレンジャー、まどマギ、ゴジラ、火の鳥、寄生獣…他諸々。ありとあらゆる名作のエッセンスを漉し取り、ないまぜにし壮大かつ重厚なサーガを打ち立てた傑?作。轍宇宙に人類より高次の知性体が置き去った遺産の一つ。伝説の楽器・美玉鐘の再建に纏わる物語。不思議で魅力的な造語と溢れ返る濃密な情報の奔流に全身どっぷりと浸かり溺れないよう必死。元ネタ知ってるか否かは関係ない。サブカル的なモノに少しでも心惹かれた時期のある人は是非。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    銀河に「響けよ」とばかりに奏でる幻の名器による演奏。永きの時を経た余りにも巨大すぎて一つの星と化している名器だが、絶対に音を鳴らしてはいけないという暗黙の掟があった。しかし、歯痛が起こると必ず、大変な目に遭うなんてどんな星の廻り合せだ(笑)怪獣、魔法少女、ロボなど、日曜日の朝の特撮&アニメを楽しみに観ていた人にとって堪らないだろう。特に假劇辺りでは脳内で大音量で初代プリキュアのテーマ曲が流れていましたよ。しかし、明かされる美褥の秘密と家畜化され、愛玩・食用化される亜童の悲哀が唐突すぎてもっと、知りたかった

  • keroppi さん

    飛浩隆の想像力に振り落とされまいと、じっくり読んでいたのだが、やはりその想像力に振り回され、天空に響き渡るとてつもない音楽に酔いしれてしまったようだ。過去の様々なSF作品やアニメ等々へのオマージュが、小難しい漢字の造語となって、襲いかかってくる。後書で新しいものは何もない娯楽読み物と作者は書いているが、この想像力、この創造力、次作にも期待したい。

  • MICK KICHI さん

    最終的にプリキュアしか残らなかったかな。設定は凄く面白いんだけど、冗舌に語り過ぎるのと、名称に凝りすぎて、いまいちストーリーが乗っていかなかった…。高千穂遙調で突っ走って行くくらいで丁度良いのに。主人公のバディ、魅力的なんだけど、もう少し書き込みが足らないかな。惜しいというか、好みの問題?

  • 星落秋風五丈原 さん

    そうみなさんおっしゃってるようにプリキュアなんですよ。重厚なのを重厚なのを予想してたが意外と軽かった。日本名前の登場人物が出てくる。

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人物・団体紹介

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飛浩隆

1960年、島根県生まれ。島根大学卒。81年、「ポリフォニック・イリュージョン」で第1回三省堂SFストーリーコンテストに入選、「SFマガジン」に掲載されてデビュー。92年までに同誌に10編の短編を発表。その後10年の沈黙を経て、2002年に長編『グラン・ヴァカンス 廃園の天使1』を発表、一躍脚光を浴

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