恋の川、春の町 江戸戯作者事情 角川文庫

風野真知雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041153727
ISBN 10 : 4041153727
フォーマット
出版社
発行年月
2024年10月
日本
追加情報
:
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内容詳細

小島藩の武士・倉橋寿平には、戯作者・恋川春町という別の顔があった。戯作に命をかける春町の前に、幕府による奢侈取り締まり令が立ちはだかる。江戸の人々の娯楽を守るため、春町は筆を執ったーー。

【著者紹介】
風野真知雄 : 1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • タイ子 さん

    戯作者・恋川春町。またの名は倉橋寿平、駿河小島藩に仕える年寄本役。仕事はいつやってるんだと思うくらい自由気ままに戯作を書き、かつては大ヒット本もありそれにあぐらをかいてるわけではないが自分はまだイケるぞと発奮するもなかなかの毎日。戯作本のタイトルが笑えるほど面白くこれぞ戯作。浮世を楽しむ春町に逆らうように幕府の大物、松平定信の禁制によって戯作者は次第に筆を折られていく。春町も懊悩の中で自分の生きる道を探るのだが…。軽妙かつ重さの残る作品。また一つ大河ドラマに楽しみが増えた。

  • ひさか さん

    本の旅人 2016年11月号〜2017年10月号を加筆し2018年6月角川書店刊。2024年10月永井紗耶子さんの解説で角川文庫化。うなぎ屋のおつら、吉原のおわき、女戯作者のおちち、幼馴染のおけけ、前妻のおまた、本妻のおさね、後ろ姿の男、の7章で構成。戯作者でありながらも武士という男の生きざまは、やや滑稽ながらも、凄まじいものがありラストでは戦慄した。6人もの女性が登場するのが楽しい。あとがきで多少は予測していたが、これほどのシリアスな内容だとは思いの外でした。

  • 陽ちゃん さん

    「恋川春町」という名前は知っていましたが、著作が思い浮かばない、というのが正直なところです。本職?は武士である彼が、戯作者として命をかけてふざけ、時の権力者松平定信に目をつけられ、死を選ぶのはあっぱれ、ですが、その方法が微妙というか奇抜すぎてびっくりしました。

  • てんやんでぇ さん

    風野作品の中では異色。 けど、たぶん風野真知雄が一番書きたかった作品のようだ。 恋川春町への想いが切々と伝わってくる。 けど風野さんの作風は、同時代で例えるな朋成堂喜三次なんだよなぁ。

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風野真知雄

1951年福島県生まれ。立教大学法学部卒業。93年『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2015年『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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