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ボクたちクラシックつながり ピアニストが読む音楽マンガ

Izumiko Aoyagi

User Review :4.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166606221
ISBN 10 : 4166606220
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2008
Japan

Content Description

どうして音楽を聴いただけですぐに弾けるのか。オーケストラが鳴る指揮者とは…。「のだめカンタービレ」「ピアノの森」「神童」などの音楽マンガを読み解き、クラシックの世界の深奥に誘う1冊。

【著者紹介】
青柳いづみこ : ピアニスト・文筆家。東京芸術大学大学院博士課程修了。平成2年度文化庁芸術祭賞受賞。演奏と執筆を両立させる希有な存在として注目され、5枚のCDが『レコード芸術』誌で特選盤となり、『翼のはえた指』(白水社)で吉田秀和賞、『青柳瑞穂の生涯』(平凡社ライブラリー)で日本エッセイスト・クラブ賞。大阪音楽大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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とても素直に書かれた良書。変な美辞麗句は...

投稿日:2014/10/26 (日)

とても素直に書かれた良書。変な美辞麗句は並ばない。 クラシックの現状を淡々と語っていくのですが、実際に演奏しない評論家とは違い実際の感覚にもとづいている。 また、自分の意見を挟むときはカッコ付きにしたり、引用するときは引用元を明らかにする。 コンサート、音大事情のこともおもしろく読みました。 文章もわかりやすい。とても好感をもちました。 音楽漫画は不案内なので、そこは分からなかった。マンガ知ってれば、より楽しめたかも。

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音楽マンガを材料に、ピアニストなど音楽家...

投稿日:2013/11/17 (日)

音楽マンガを材料に、ピアニストなど音楽家の苦労や天才ぶりが紹介されています。裏話も含め軽妙な文章で読みやすく表現されています。著者の人脈の広さにも驚きます。暗譜と初見が両立しにくいことや、楽譜に忠実か否かのポリシーの違いなど、私には興味深い本です。

テリーヌ さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あやの

    大好きな「のだめカンタービレ」!既に15年も過ぎていて懐かしい。「のだめ」の内容を元に、青柳いづみこさんがリアルなピアニストの世界を語る。上を目指したらキリがない世界。ピアニストは投資に見合わない「不良債権」と呼ばれてしまうらしいし、才能があるが故の苦労もあるだろうけど、音楽にそこまでどっぷり浸かれる人生はやはり羨ましい。とはいえ、動画配信などが当たり前の時代になり、色々な形で音楽家が活躍できるようになったのも確か。のだめが今実在したら、きっとバズるんじゃないかな。

  • ふう

    のだめカンタービレベースでピアノ界の蘊蓄が語られるので、とっても楽しい。実在の古今東西のピアニストの個性も結構赤裸々に語られ、知らなかったエピソードもたくさんあって、文体に引っかかるところがあるものの楽しい読書でした。

  • しょうじ@創作「熾火」執筆中。

    【図書館本・1回目】『蜜蜂と遠雷』が席巻している感のある出版界だが、かつて『のだめカンタービレ』『神童』『ピアノの森』という、やはりピアニストを描いたマンガがあった(というくらい時間経ってるですよね?)それを何と、青柳いづみこさんが読み解く!? 何て贅沢な企画なんだ。まずは流し見。見開きに5〜10個くらいは知ってる単語があって、かえって戸惑っている。ゆっくり読んでから返します。

  • クラシック界の常識は非常識ってそうなんだよなぁ〜と読んでいてつくづく思いました。楽器の練習なんて優雅に思われているみたいだけどスポ根ですもん。本書はのだめ等のクラシック漫画に触れて少しでも興味を持った人が読むのには、かなりいいクラシック入門書になるのではないでしょうか?各章の頭に一般人の感覚の代表として編集者の質問があり、それに対して著者が漫画の世界を踏まえつつ、時にはツッコミを入れつつ話をふくらませていきます。聞く側ではなく演奏する側としてのクラシック観に大いに共感出来た本でした。

  • あんさん

    最後のほうの、音楽は人間が出る、と音楽家のキャリア事情が面白かった。「音楽家でいいなと思うのは、いつも脳内モルヒネが流れていて、ごく小さなことでも進歩があったり発見があったり、あるいはすばらしい演奏を聴いたりすると、それだけで幸せになって何日も何ヵ月も生きていけるということです」

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