占領史追跡 ニューズウィーク東京支局長パケナム記者の諜報日記 新潮文庫

青木冨貴子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101337524
ISBN 10 : 4101337527
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
384p;16

内容詳細

占領時代の歴史を追う著者が発見したニューズウィーク東京支局長パケナムの『日記』。そこから見えてきたのは、知られざる戦後日本の深層だった。昭和天皇と米政権の中枢を非公式ルートでつないだ男たちが水面下で描いた「影のシナリオ」とは何か…。日本政治の裏面と英国人記者の数奇な人生を徹底追跡した本格ノンフィクション!

目次 : 第1章 鳩山邸を訪ねる英国人記者/ 第2章 マッカーサーに嫌われた男/ 第3章 占領された日本への再入国/ 第4章 「昭和天皇の側近」松平康昌/ 第5章 フリーメーソンへの誘い/ 第6章 天皇の伝言とパケナム邸の夕食会/ 第7章 鳩山一郎とダレスの秘密会談/ 第8章 マッカーサー解任と日本の独立/ 第9章 岸政権誕生のシナリオ/ 第10章 パケナム追跡/ 終章 多磨霊園に眠る

【著者紹介】
青木冨貴子 : 1948(昭和23)年東京生れ。作家・ジャーナリスト。’84年渡米し、「ニューズウィーク日本版」ニューヨーク支局長を3年間務める。’87年作家のピート・ハミル氏と結婚。ニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Majnun さん

    ニューズウィークの記者の日記から紐解かれた戦後史であるわけで、当然アメリカ視点である。同じ像を前と後ろから見れば同じものでないように、立ち位置の違う者にとって歴史もまた同じ姿を見せることはない。だからこそこの資料は貴重だと思う。例えば、大学が「博愛」みたいな建学の理念を掲げてたりするが、本当にその学校を作った理由は、たった一人の個人的経験に根ざしていたりするものだ。だから箇条書きにされた歴史は歴史ではない。余人の解釈を許さない個人的な想いに紡がれた歴史を僕は知りたい。この本はそれに応えてくれる。

  • sasha さん

    単行本刊行時の『昭和天皇とワシントンを結んだ男』のタイトルを捨ててしまったのは残念。こっちの方がしっくりするのに。「ニューズウィーク」東京支局長であったパケナムの日記から、占領下の日本の裏面を掘り起こしている。ジャーナリストというよりも黒子だなぁ。アンタッチャブルなマッカーサー元帥の占領政策を真っ向から批判している記事が痛快。終盤でパケナムの輝かしい経歴の綻びを追っているのが興味深い。

  • はわわ二等兵 さん

    バイアスきついっす。

  • Yoshito Tsujii さん

    意味のある出会いには大抵仲介役がいる。戦後の日本人指導者層と米国を繋いだ一人が本書に登場するパケナムである。優れたインテリジェンスを持った彼の存在と経歴を浮き彫りにしていく著者の力量が分かる良著。「731」と共にお薦め。

  • ka-ko さん

    パケナムは、終戦後マッカーサーに対峙する立場の人でしたが、経歴の嘘がばれないように裏舞台で生きてきた人です。今でもそうでしょうが、次の権力者を想定しそちらにつくというのは嫌ですが、そうして生き残っていくのが政治の世界ですね。吉田茂の英語力はどうだったんでしょう?

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