青山真治と阿部和重と中原昌也のシネコン!

青山真治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784898151327
ISBN 10 : 4898151329
フォーマット
出版社
発行年月
2004年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;18

商品説明

キラ星のごとき3人が贈る、映画をめぐる最高に幸福な読書タイム!
流行りのシネコン(複合型映画館)とは無縁な場所で、3人のシネマコンプレックスが炸裂するバラ色のトークバトル!
『EUREKA(ユリイカ)』でカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞、『Helpless』『月の砂漠』などの作品で、邦画の水準をつねに更新し続けている希有な映画監督・青山真治。長篇小説『シンセミア』で文芸シーンを圧倒したのも束の間、最新刊『映画覚書vol.1』では映画評論の最前線を切り拓いた日本映画学校出身の小説家・阿部和重。暴力温泉芸者〜ヘア・スタイリスティックスとしての音楽活動のかたわら、『ソドムの映画市 あるいは、グレートハンティング的(反)批評闘争』以来、映画評論家としても熱烈な支持を集める中原昌也。――これ以上は有り得ないメンツで語り尽くされた愛と熱狂の【作家主義シネマ鼎談】と、より親密に互いの人となりと価値観の由来を開示し合う【−1対談】。前者を読めばそこで語られる映画を観たくな
ること請け合い、後者を読めば3人の作品に接したくなること請け合いである!

●サイズ11×19cm 280ページ ソフトカバー

【目次】
第一部 鼎談
 1.ジョン・カーペンター『ゴースト・オブ・マーズ』
  〜その凄まじいまでの無責任さが映画である。
 2.モンテ・ヘルマン『コックファイター』
  〜地味な映画万歳!
 3.デイヴィッド・クローネンバーグ『スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする』
  〜放置プレイ。
 4.ジェス・フランコ祭り
  〜危険な夜。
 5.ブライアン・デ・パルマ『ファム・ファタール』
  〜本当にエロなのか?

第二部 対談
 1 阿部和重×中原昌也
   〜野心を持とう! 栄光を手に入れよう!!
 2.青山真治×中原昌也
  〜悪口は楽しい。
 3.青山真治×阿部和重
  〜本日のお題は“人生の10本”

内容詳細

映画への愛と熱狂と焦慮―迫真のトークバトル。

目次 : ジョン・カーペンター『ゴースト・オブ・マーズ』―その凄まじいまでの無責任さが映画である。/ モンテ・ヘルマン『コックファイター』―地味な映画万歳!/ デヴィッド・クローネンバーグ『スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする』―放置プレイ。/ ジェス・フランコ祭り―危険な夜。/ ブライアン・デ・パルマ『ファム・ファタール』―本当にエロなのか?/ 野心を持とう!栄光を手に入れよう!!/ 悪口は楽しい。/ 本日のお題は“人生の10本”

【著者紹介】
青山真治 : 1964年福岡県生まれ。映画監督・作家。96年『Helpless』で劇場デビュー。2000年『EUREKA』がカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞とエキュメニック賞をW受賞。また、小説『ユリイカ』にて2001年第14回三島由紀夫賞受賞

阿部和重 : 1968年山形県生まれ。作家。日本映画学校卒業。94年『アメリカの夜』で第37回群像新人文学賞を受賞。99年『無情の世界』にて第21回野間文芸新人賞を受賞。長篇小説『シンセミア』にて2004年第15回伊藤整文学賞を受賞

中原昌也 : 1970年東京都生まれ。ミュージシャン・作家。1988年頃より音楽活動を開始し、「暴力温泉芸者」名義で数々の問題作をリリース。97年「ヘア・スタイリスティックス」と改名。2001年、小説『あらゆる場所に花束が…』にて第14回三島由紀夫賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 更夜 さん

    タイトルに「シネコン」とあるけれど、この鼎談、対談に出てくる映画は絶対にシネコンにはかかりません。銀座シネパトス(今はもうない)が正解!映画監督である青山さんだけでなく、阿部さんも中原さんも映画に対して率直に「照れている」だからオレがオレがという言い分は全くなくて、この映画はすごいよね、あまりにも無意味でっ!といった爆裂トークになっています。私が学生の時、映画研究会だったのですが、パソコンもネットもない時代、居酒屋で徹夜してこんな会話をえんえんとしていた妙になつかしい感じがします。映画に不謹慎ではない本。

  • Yusuke Oga さん

    ジェス・フランコ亡くなっちゃったよ。

  • vierge さん

    んーーー。まず映画批評の本ではないでしょう。青山真治がまえがきで言っていて、「阿部君と中原君と映画について喋るのはただ楽しい」。阿部和重があとがきで書いていて「映画を巡る雑談」と本人たちも感じてるようで、ただ単に3人のおしゃべりを聞いているかのようでした。好きな方は好きかと思います。

  • 王天上 さん

    何事も真剣に向き合うと、いろいろな発見ができるのだなあ。やはり自分でもモノ作りに挑戦しながら読書したり映画や絵画を鑑賞したほうが得るものが多いと、あらためて思った次第です。

  • 踊る猫 さん

    正直デヴィッド・クローネンバーグのパートくらいしかついて行けなかった(それでも理解出来たかどうか)生半可な読者なのだけれど、それでもイヤミを感じることなく楽しく読み進められたのは三人が内輪でダベっているけれど、かなり僭越な言い方になるけれど映画に対する礼節を弁えているからなのだろう。平たい言葉で綴られた様々な映画に関する話題を読んでいると黒沢清監督と比較されているロマン・ポランスキーや、あとはブライアン・デ・パルマなんかを観たくなってしまった。中原昌也氏が持つ強烈な個性を他のふたりが巧く打ち消しているなと

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人物・団体紹介

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青山真治

1964年7月13日、福岡県北九州市門司に生まれる。立教大学文学部卒。1996年『Helpless』で映画監督デビュー。2000年『EUREKA』がカンヌ映画祭で二つの賞を受賞。同作の小説版が三島由紀夫賞を受賞。2011年『東京公園』でロカルノ映画祭金豹賞特別審査委員賞。2015年度まで四年間、多摩

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