犯人に告ぐ 3(下)紅の影 双葉文庫

雫井脩介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575526011
ISBN 10 : 4575526010
フォーマット
出版社
発行年月
2022年09月
日本
追加情報
:
348p;15

内容詳細

世間を騒がせた親子誘拐事件の主犯格・淡野の手がかりを掴むため、神奈川県警特別捜査官の巻島史彦はネット配信のニュース番組に出演し、淡野に呼びかける。視聴者が見守る中、淡野はついにアバターの姿で番組に現れ、巻島と対話を始めた。生配信で巻島との攻防を繰り広げながら、淡野はその裏で「最後のシノギ」と称し、警察組織を根底から揺るがす恐るべき犯罪を仕掛けて―。類を見ない犯罪計画と執念の捜査がぶつかりあう、累計175万部超の大ヒットシリーズ第3弾!

【著者紹介】
雫井脩介 : 1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年に第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』でデビュー。04年『犯人に告ぐ』を上梓するとたちまちベストセラーとなり、同年の「週刊文春ミステリーベストテン」では第1位に選出される。翌年には第7回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • イアン さん

    ★★★★★★★★★☆巻島と淡野の直接対決が熾烈さを増す下巻。しかし百戦錬磨の捜査官と天才詐欺師の一騎打ちと思われたその頭脳戦は、思わぬ横槍によって想定し得なかった状況に陥っていく。前作では冷酷な犯罪者でしかなかった淡野の過去と内面を丁寧に描くことにより、やはり前作同様、犯人側に肩入れしてしまう状況を上手く作り上げている。身代金受渡し当日に重なった2つの偶然はややご都合っぽいが、それを差し引いても秋本の苦悩、由香里の一途な想いなど読みどころは多かった。ラスト1文の着地の見事さは、まさに芸術作品を見た思いだ。

  • ケイ さん

    下巻も後半になると、このシリーズは続くんだとわかってくる。シリーズとして続くには、ある人物から他の人物へフォーカスがうつるのだろうから、どういう形かで別れが来るのが予想され、読むのがつらくなった。ぞろそろ「今夜は震えて眠れ」は封印してもいいのではないかな。ポリスマンの正体についてはなかなか分からず、作者に遊ばれている感じがして、焦れったいがそこが楽しさでもある。

  • 竹ピコ さん

    前作から、この作品はどうしても犯人側に感情移入してしまう。2で酷薄に見えた淡野も、捕まった兄弟が口を噤むのは、やはりカリスマ性を持った人間だからだろう。由香里や渉、絵里子、そして母親に対する淡野は本当に魅力的に映った。今後は「ワイズマン」「ポリスマン」と巻島の対決の話になるのだろうが、次作は純粋に巻島を応援できる気がする。面白かった。

  • Junichi Yamaguchi さん

    『今夜は震えて眠れ』…  リップマンに感情移入してしまった今作。 彼が、安住の地に辿り着けたのは救い。 まだまだ続きそうなシリーズ。 ボリスとワイズ… どうなるか楽しみ。。

  • あんパン さん

    神奈川県警の巻島は再びネットテレビに出演しリップマンをアバターとして出演させ劇場型捜査を復活させた。巻島VSリップマンVSポリスマンの対決がリアルに感じ取れ、この事件は単に詐欺集団や誘拐事件だけでなく社会に蔓延る悪の巣窟がそこにあった。ワイズマン、政治家、警察官僚等が登場し捻れた構図が事件を複雑に進んで行く。淡野と渉、由香里と絵里子の心落ち着く生活も応援したいと思ったが最終章であっ!と驚く場面にハラハラドキドキしながらページを捲った。このシリーズは私のベスト3に入るくらい楽しませてくれた。

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人物・団体紹介

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雫井脩介

1968年生まれ。愛知県出身。専修大学文学部卒業。2000年、第四回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で作家デビュー。04年に『犯人に告ぐ』がベストセラーに。同年の「週刊文春ミステリーベスト10」で第一位となり、第七回大藪春彦賞も受賞した。2022年、『クロコダイル・ティアーズ』が直木賞候補と

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