基本情報
内容詳細
目次 : 第1部 文章論、「文学革命」観と漢文直読の問題(明治大正期における桐城派の文章論の影響―藤野海南・重野安繹・西村碩園などに関する考察/ 民国初期の文学革命に対する日本知識人の反応―吉野作造・青木正児・西村碩園などの場合/ 近代における「漢文直読」論の由緒と行方―重野安繹・青木正児・倉石武四郎をめぐる思想状況)/ 第2部 文章選録と人物評価をめぐる切磋琢磨(天保期の藤澤東〓(がい)から見た銭泳編『海外新書』―荻生徂徠と大塩中斎の評価問題をめぐって/ 星野恒選編・王韜評点『明清八家文』について―『方望渓文抄』を中心とする考察/ 内藤湖南の章實斎顕彰に刺激された中国の学者―胡適・姚名達および張爾田との交流について)/ 附録 関西大学と二松学舎大学における講演(明治の漢学者と中国―薩州人重野安繹・西村時彦の場合/ 三島中洲における漢洋折衷のバランス感覚―松陰・安繹・栄一との比較)
【著者紹介】
陶徳民 : 1951年上海生まれ。復旦大学歴史学修士、大阪大学文学博士、ハーバード大学ライシャワー日本研究所PD。1992‐1996年マサチューセッツ州立ブリッジウォーター大学歴史学部助教授。1996年関西大学文学部に移籍、1999年より同大学教授。2004‐2006年、渋沢栄一記念財団渋沢フェロー。2007‐2012年、文部科学省グローバルCOEプログラム・関西大学文化交渉学教育研究拠点(ICIS)リーダー。東アジア文化交渉学会初代会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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